mixiユーザー(id:6002189)

2017年08月06日15:34

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Hiroshima

ただし欧州に27年前から住んでいる私は、「時には平和を武力で勝ち取らなくてはならない」という事実も学んだ。ナチスドイツが崩壊したのは、1944年に米英連合軍が、多大な犠牲を払ってノルマンディーに上陸して「大陸反攻」を開始したからだ。あの時米国が「欧州には介入しない」と孤立主義を取っていたら、ナチスによる恐怖政治は当分続いていただろう。当時トランプが米国の大統領でなくてよかった。ドイツの憲法は、「非民主主義的な勢力が政権を取った場合、市民には反抗する義務がある」と定めている。いまバルト三国やポーランドで不安が強まっている理由の1つは、「もう米国は頼りにならない」ということを人々が感じ始めているからだ。バルト三国がNATOに加盟したのは、自力でロシアの侵略を防げないことを知っているからだ。ロシアがクリミアを併合した今、脅威は現実化しつつある。この事実も、我々は決して忘れてはならない。平和主義を標榜するドイツの緑の党ですら、政権についていた時、コソボへのNATOの軍事攻撃を是認した。タガが外れた今日の世界では、今後最も難しい状況が出現するだろう。
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