身代金要求

イスラム国は一筋縄ではいかない相手だ。安倍首相のイスラエル訪問中に、身代金要求という挑戦状を日本政府に叩きつけてきた。米国政府はテロリストとは一切交渉しない。身代金も払わない。一度払うと、さらに人質を取って繰り返し身代金を取ろうとするからだ。そのかわり、人質の監禁場所がわかったら、デルタフォースやＳＥＡＬＳのような特殊部隊を送り込んで、救出を試みる。たとえ人質が１人でも、軍隊を出動させて救出に行く。そのためのpower projection capabilityを持っているのは、世界で米国だけだ。日本はおろか、ドイツにも中東の紛争地域に特殊部隊を送り込んで、人質を救出できるだけの能力はない。