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mixiユーザー(id:59983232)

2020年01月25日07:52

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仕事の関係で、

仕事の関係で、ある層向けの雑誌をまとめて買い、読むともなく読んでいた期間がすこしあった。それからだろうか、自分が〈物〉であることを意識して人のそばにいるとき、その人の連れている、その人に託された、穴の存在がわかりそうな気がする。何かの感覚に集中していくことでもっとその穴を見ることができるような気もする。その穴はその人が持たなければいけないというものでもなく、またとくにその人に関係があるものではない気もする。「穴」と呼ぶことにしたものはすべてわたしのもので、自分がその穴のほうの世界観でものを感じる時間をもちたい、ということなのか何なのか、穴の輪郭を意識していけば自分では思いもよらないかたちが見えそうでわくわくするけれど、でもたぶんかたちを追うという方法ではやっぱり穴の存在を感じることから離れていってしまいそうだ。

雑誌ごとにターゲットがあり、そのターゲットはターゲットごとにとても微妙で複雑なルールを共有している。ということにしていることを、読者も送り手も共有している。私たちはそれぞれこうなりたい、こういう心の状態を求めている。それはひとりひとりの手段として。こうなりたい、こう感じるということを手段として、それぞれ生き延びていくのだ。ひとりひとりがその手段をとる理由や、ルールを共有する前の欲望や理については、誰も触れてはいけないし触れられない。ひとりひとりが読み、思うことを考えながら編む営みの目的は、そこに触れることではなく、そこに触れても意味がない。ルールを共有する以前のその人の欲望や理、存在感をまもりつつ、ルールや舞台を共有した上での思いや感覚を満たそうとすることは、とても必要なことで意味のあることだ。

自分にも穴がひっついていて、その感じがわかりそうな気もするし、自分ではちょっと難しいような気もする。わたしには自分がただただやり過ごしたかった感覚がベースにある。自分が近しいと感じる人がわたしのように感じてはならない。そう思っていたけれど、その領域は触れられない領域だった。その人の穴の感じがわたしは好きなように思う。穴がどんどん近しくなっていき、その人がどんどん遠くなっていく。
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