「ススキーノと共に」第773回のゲストはソウル&ブルースシンガーの宮澤和子さんでした。
札幌生まれ。
幼いころから、音楽好きでしたが、中学、札幌開成高校ではバスケ少女。
武蔵短大に入学してすぐ近くの「北大フォークソング研究会」に入りバンド活動。
Jポップからブラック・ミュージックまでヴォーカリストとして活躍しました。
卒業後は百貨店に勤務しながらバンドを結成し、オリジナル曲を中心にバンド活動し、2枚のCDをリリース。
解散後、「日本のブルース界の至宝と言われた服田洋一郎さんとの出会いが本気でソウル&ブルースを始めるきっかけとなりました」
その服田さんと親交があり、年に数回、札幌のライブハウスで共演していたのが、後にご主人となるベースの谷口ミルクさんでした。
伝説のバンド「べーカーショップブギ」のリード・ギターだった関ヒトシさんをゲストに迎えた「宮澤和子&フレンズ」やミルクさんの「ハーバー・ライツ」は札幌を中心にコロナ禍前は道内各地で、単独では東京、名古屋などでもライブを開催し全国にブルース仲間ができました。
2010年頃からご主人・ミルクさんは中古レコド店・「ビート・レコーズ」(中央区南2西4乙井ビルB1)を開店して年に数回、アメリカやヨーロッパに買い付けで出張するので、和子さんも同行しました。
「レコード買付以外でも、ライブを観る目的で、主人とロンドン、NY、ニューオリンズのjazz fesなどの海外旅行にも行っていたのですが、この2年間はコロナ禍で何処にも行けないのが残念です」。
この日の放送で和子さんが聴かせてくれたのは、ブルースを本格的に始めるきっかけとなった服田洋一郎さんのバンドBreak Down の 『That's all right 』 、大好きなR&B黒人シンガーのひとりRuth Brownの『 Mama ,He treats your daughter mean 』。
20数年前、初めての海外旅行でロンドンのライブハウスで観て心に突き刺さった Marlena Shawの『Lovin’ you was like a party 』はその時にこっそりライブ録音した秘蔵盤。
その後、度々来日公演にも行きました。
「滞在していたホテルで偶然話しかけて親しくなり、札幌公演でも再会してますます親交を深めるようになりました」。
そして、「宮澤和子&フレンズ」には超絶なブルースギターを響かせてくれた関ヒトシさんが加わった演奏で『You can my husband ,please don’t mess with my man 』、 『Gee baby ,ain’t I good to you 』の2曲は和子さんの日本人離れしたソウル愛溢れる熱唱でした。
「これからもR&B音楽に拘わっていきたいです。特にソウルのルーツとなっているブルースは長い歴史があり、奥が深いので、もっと勉強していきたいです」
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