200曲以上も作詞・作曲〜ＮＯＲＩＣＯさん

「ススキーノと共に」第６６７回のゲストはシンガーソングライターのＮＯＲＩＣＯさんでした。
札幌生まれ。
3歳からピアノをおもちゃに4歳からクラシックを習い始め、6歳で作曲したという天賦の才能。
「習っているピアノの先生が譜面にしてくれました」。
中学生になるとＰＣで音楽を作るＤＴＭ＜デイスクトップミュージック＞で曲作りを開始。
大好きな小室サウンドのＴＭＮ，Ｊポップ、打ち込みによるダンスミュージックまで、デモテープを作り、東京のプロダクションなどに送りましたが、メジャーデビューは叶いませんでした。
2007年に札幌市内のあるライブに出演した時に、主宰者から声をかけられました。
「もっとデモテープを聴かせてくれませんか」。
それがアレスシステムの江端克秀さんでした。
「江幡さんとの出会いで、いちからもう一度音楽活動を地元サッポロで始めようと決意したのです」。
これまで作詞、作曲したのは200曲以上、ＣＤとなったのはシングルを含ると12枚。
ほとんどが江端さんが編曲やレコーデイングを担当し、ライブのスケジュールやマネージメントも手掛けてきました。
この日の生放送では北海道ローカルのテレビＣＭに起用された「KISEKI」,「君を待つ昼下がり」、時代劇の戦闘シーンのイメージで作つた「赤い空」、青春ドラマの主題歌を想定した「何年先も君が好きだよ」、現在の心情をリアルに表現した「ONE MORE TIME」の5曲を聴かせてくれました。
毎年、サッポロ雪まつりやさっぽろオータムフェストの野外ステージなどでも歌ってきましたが、「今年2月24日のサッポロファクトリーアトリウムのライブステージ以降、新型コロナ禍ですべてのライブは中止になってしまいました」。
「自分の強みはとにかく感性のまま、自分の感情を吐き出して歌を作ることなので、今年は、それをとにかく楽しみながら、今までできなかったことを全部やりたいです」。
こんなにしなやかなリズム感を持ち、想像を超える才能豊かなミュージシャンがサッポロに根付いていることが嬉しくなりました。