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2019年12月11日20:46

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ギター職人一筋〜津田雅史さん

「ススキーノと共に」第652回のゲストは楽器修理を中心に音響機器の販売、音響機器のレンタルやPAオペレーションもしている「津田工房」の代表・津田雅史さんでした。

1957年 札幌市生まれ。62歳

中学に入ると電気部でラジオや真空管アンプを組み立てる機械好き。同時にフォークギターで演奏を始め、北海高校では軽音楽部に入り、先輩に影響されてロックバンドを結成し、オリジナル曲を演奏してポプコンなどにも出場しました。

北海学園大学経済学部に入学すると「フローズン・スクエア」というロックバンドを作り、色々なライブ会場やイベントで演奏しました。。

卒業して楽器・音楽・映像ソフトの玉光堂で1年間アルバイトして、正社員となりました。
やがてギターなど楽器に詳しいことから「ヤマハ研修センター」<浜松市>で本格的な楽器の修理作業の研修を受けて、専門的な技術を身に付けました。

数万円のフォークギターから数百万円もするビンテージのマーチンやギブソン、フエンダーのギターやアンプ、スピーカーなどの販売、修理、PAや録音などの現場作業に従事。
「お客さんの顔よりギターの修理した痕跡を見てそのギターを思い出すという生活でした」。

仕事のモットーは“求められたことに何かプラスすること”の津田さんが修理箇所を終えたギターが汚れていたので、ピカピカに磨き上げたところ「汚れているところが使い込んで見えるからよかったんだ」と大変怒られたこともありました。

28年勤めた玉光堂から独立して「津田工房」を立ち上げたのは、10年前のこと。

現在も「玉光堂すすきの楽器センター」では毎週土日曜日、津田さんが楽器の修理や相談を受けています。

「TSUDA MUSIC FESTIVAL」を企画したのは、津田工房のユーザーのお客さまの発表の場として実施してきたもの。

「10周年記念のコンサート(キングムー9月22日)は長い時間をかけて音響PAの調整作業をしてきたので、プレイヤー、お客様から大好評でした」。

ユーミン、山下達郎、高中正義のカバーバンドから70年代〜89年代のディープ・パープルやシカゴなどのコピーバンドまで12組が出演しました。

私はその心揺さぶられるロック魂と洗練された音響の心地よさに6時間も聴き込んでしまいました。

この日のために津田さんに心酔する10数人のボランティアスタッフが舞台の進行や照明、音響のオペレーションでサポートしていました。

「舞台監督をやってくれた「Black Dog」のドラマー村田和之さんは学生時代のバンド仲間です」。

この日の放送では今一押しのバンドとして20代後半のツインギターバンド「PLOOF」の『PARROT』を聴かせてくれました。

荒々しく高速のギターソロの競演は極上でした。

津田さんが持参したのはMDだったので、この日も自分でミキシングをしていた私はMDプレイヤーの操作がよく分からず、津田さんがマイクを離れてミキシング操作をしてくれました。(ゲストがミキシング卓を操作したなんて聞いたことがありません)

面倒見のよい津田さんの心の籠った楽器や音楽への愛情と温かい人柄がミュージシャンに親しまれていることを実感した1時間でした。
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