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2019年08月26日18:56

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昨日より大きくなった紙袋

夕日に染まりながら    写真はイギリスのコツウオルズ地方 

2012年1月〜
蹴り上げた石に噛まれる靴の先              
柔らかい手でも石くらいは投げる 
うっぷんを晴らすよ大粒の苺         
早春の苺が赤い 地に亀裂           
限られた命へ一粒の苺              

鋏砥ぐこの哀しみを切るために            
冬花火 萎えた心に灯を点す               
わたくしの今を見据えるさくら色              
百円の傘でも雨のロマン咲く              
降りそうで降らない朝のアンブレラ           

海から山へ小さな旅になる神戸             
逢いたくて声明を聴く二月堂                
疲れると饒舌になるダージリン               
躓いた石を跳び越す春の靴
叶わぬと知りつつ崖っぷちを這う

世間からすこしはずれて泳ぎます
泳がせて私は波に乗っている
野暮なりにピンクのシャツもたまに着る
閉じるのが惜しい返事の一筆箋             
こっそりと閉じる身構えた門を 


       

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