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2019年12月14日08:18

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江之浦測候所で伝統芸能を楽しんできました

先日、仕事の関係で根府川にある「江之浦測候所」へ行って来ましたバス

「測候所」という名前ですが、天候調査でもギャラリーでも美術館でもなく、
写真家で現代美術作家の杉本博司が構想10年、建設10年で完成した場所で、
海や自然、天空を展望するための場所なのです晴れ

広さは東京ドーム1個分もあり、各施設は、ギャラリー棟、石舞台、
光学硝子舞台、茶室、庭園、門、待合棟からなり、
その中でも大きな存在感を持っているのが「石」ですexclamation

「石」は古代人が尊び、神が宿るとも言われています。
古墳石室に使われた石、フランス旧家の石の階段、近所の蜜柑栽培のための石垣、
笹川良一邸にあった巨大な踏込石、京都市電の軌道敷石など、
さまざまな石がおかれています。
建築や美術を勉強している方は夢中になると思います本

今回は、その造形物と自然が織り成す「景色」を感じながら
伝統芸能(能楽囃子・雅楽)の奏でる「音」を楽しんできましたムード

正装した雅楽奏者が施設のいろいろな場所で演奏を始めます。
まずは石の舞台で琵琶(四弦)が、
次に相模湾を望む光学硝子の舞台では龍笛(りゅうてき)と小鼓と大鼓が、
龍笛と琵琶と笙(しょう)と篳篥(ひちりき)は4方向に分かれて立って演奏です。
その真ん中で聞いていると4チャンネルサウンドになるのですウインク
最後は室内で、和琴(やまとごと)と龍笛です。
壁の石に響いて自然なエコーがかかりこれも良かったです手(チョキ)

石と光学硝子の舞台の延長線上は冬至に朝日が昇る方向だそうです晴れ
なんかパワースポットのような空間で、
心が落ち着くというか不思議な時間を過ごせました指でOK
たまにはこういう場所に自分を置くのもいいものだなぁと思ったのだほっとした顔
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