秦組Vol.11 『月の谷 赤い石』

ガキさん出演　秦組Vol.11 『月の谷 赤い石』を2/10観劇してきました。

物語の舞台は、葛城という豪族が支配する、とある古代の辺境の国。
そこでは、侍たちが、百姓たちが、そして、社会からドロップアウトした山賊たちが、それぞれの「愛」を守るために、今日も必死に生きていた。
愛ゆえの策略。陰謀。誤解。引き裂かれる家族の絆。そして、流される血。
やがて宿命の渦は大きさを増し、怒涛のクライマックスへ全ての登場人物たちを巻き込んでいく……
http://takehiko-hata.com/stage.html

という一つの物語をメインとなるキャラを変えて二つの舞台として上演されています。

一つはガキさん主演「赤い石」
貧しい百姓の家に生まれた「おふゆ」と「おなつ」の姉妹。
父親のＤＶに苦しみながら生きていた「おふゆ」が、不幸な成り行きで父親を殺害してしまい、そのまま村の裏山へ。
その山の中で、巨大な長槍を振り回す井蔵と出会う。井蔵は重い病の妹を連れていた。
二人の世話をするということで一緒に暮らし始める。
やがて、井蔵が「一日千回槍を振れ」と命じる・・・

ある意味、ガキさん演じる「おふゆ」が槍の使い手として成長して行く物語。
もっとも、金で雇われて用心棒とかする人たちの話なので、スポーツ系爽やか物語とは全く違うけど。

「月の谷」
葛城という豪族の跡継ぎを生んだ側室と子のない正室との権力争いと、それに巻き込まれる人々の物語。
「おふゆ」と井蔵の視点からは「赤い石」ですが、他のキャラからの視点からどうなるかが「月の谷」

ガキさん推しとして「赤い石」は何度も見たいけど、「月の谷」は権力争いの犠牲者となる一般庶民とか出て来て自分的にはそう何度も・・って感じでした。