考察レビュー

https://www.youtube.com/watch?v=si1FiyYFFSI

粘土の話で自己中心的で嫌気がさしたと言ってるが、これって誰でもブチ切れる案件だと思う。
読者は粘土を壊されたぐらいで、怒ることなくねと思うが。
それは、別に壊されても怒る必要性がないですよね。

興味もないし別に好きで作ってるわけでもないということで。
しかし、粘土板を作る間に主人公も苦労をしてる。
言い換えれば、新車を買うために一生懸命働いて買った車を、そのへんの近所のガキに傷つけられてどう思うんだってところです。
それで親が出てきて「子供が悪気もなくしたのだから、別にそこまで怒らなくても」と言われると、はいそうですかと納得できるのかってところですね。
おそらく出来ないし、ますます油に火を注ぐ形になるだろう。


粘土を作ることに別に興味もないし、そんな苦労をしてるわけでもない。
大人だから我慢しろとか、自己中心的だなというが、人なのだからそういう側面もあって然りだろう。
自己中心的がまったくなく、怒りもせずに感謝するとか・・・・そんな聖人君主ってどんだけ居るのって思う。


親に感謝しろというが、おそらく理不尽すぎて感謝する気持ちすらなかなか芽生えないと思う。
なぜかと言うと、自分が選んでそんな暮らしを望んでるわけでもなく。
また、こんな暮らしに対して予め覚悟があったわけでもない。
朝起きたら、中世の貧乏平民の家にですからね。
しかも、習慣も考え方違いすぎて、多分精神的に参ってしまう。

なので、わがままを言ってしまうこともあり。
案外、家族にもその他の人たちに迷惑を掛けてしまうが…
それは至極当然であるといえる。
わがまま言わなくても、十分に迷惑レベルだろうと思うよ。
病気がちでまともな仕事もこなせないとなるとね。
貴族みたいに余裕がない貧乏平民ですから、そのまま食い扶持がなければ、間引くでしょう。
そこまでせずに両親は育ててるところ見ると、変わった家族かもしれません。
現代的な考えからいえば、それは至極当然ですが…
間引くことを悪いとも思ってない時代だと、自分たちの生活のためと合理的に考えて捨てる家もあるだろう。
幸い捨てられることなく、育てられてるが……
ある程度欲望を満たす行動をしないと、そもそも論からして物語たりが進まない。
本を読み事をワガママじみてるが、それは物語上致し方ないですよね。

それがなければ、本を読むことすら諦めて挙げ句、そのまま死んで物語は終わります。
そのへんを突っ込んであれこれ文句行った所で意味ないというとか。
単純にそんな環境下に置かれたことない。
または、想像すら出来てないのに文句を言う。