旧友と会食しました。

仲の良い友人の一人が退院していたので、快気祝い…も兼ねていたんだけど、そいつが一番金出してくれて、なんだか悪かったみたいな…(^^ゞ

阿佐ヶ谷駅で待ち合わせ、近くの中華屋さんで昼食。
冷やし中華をTVで紹介され、確かに美味い店という話なんだけど、時期的にチョッと合わないので、それぞれ違う温かいものを注文。
黒酢酢豚も注文して、確かに美味いことは美味かったけど、上海で食べたのとは、お酢が違うんだよな。
経営者は香港の人だということで、まぁ仕方がないのか、単に日本のお酢を使っているからなのか。








午後1時ころに行ったんだけど、結構満席で、（我々は予約してあったのですぐに食べられたけど）長居はできなそうだから、ファミレスに移動。
デザートを食しながら、会話の続き。
ドリンクバーなので、お代わりは自由。

例によって、いろんな話をしました。
一人はテレ東の技術者だったので、「テレ東の経済番組は一番質が高いと思うけど、テレ東はケチだから、NHKの見逃しサービスのように無料で見せてくれない」とか。
一人は作家なので、今後の作品の構想聞いたり、過去作の批評したり。

入院先は大学病院ではなかったが、附属病院の話。
早稲田は医学部欲しいだろうね。
歯科大学買収したろう。
上智でもそんな話してたな。
加計学園であんなことになったように、新規で作るの大変だからね。
買った方が安上がり。
聖マリアンナとか、国家試験の合格率が低いところは知名度のあるところの傘下に入った方が優秀なのが集まるんじゃないの？
私大は、合格しそうなのしか国家試験受けさせない。だから合格率が高くても人数見ると国立と変わらなかったり少なかったりしている。

将棋の話。
藤井が名人になるのは、最短でいつか、とか。
この局面になれば24手詰めになると読めるというのはすごい、とか。
最近、昨日食べたものがなんだか思い出せなかったりする。
だけど100手以上の差し手を差し直せるだろう？　どうでもいいことは忘れるんだ。でなきゃ頭がパンクしちゃう。

相撲の話。
白鳳と稀勢の里の解説がすごくよくて、北の富士はもう辞めさせた方がいいんじゃないか、とか。


松本清張の「神々の乱心」がけっこう根拠のある話で、大正天皇の病気が原因かどうかは別にして、貞明皇后が新興宗教を信仰したことは、あったらしいとか。
天皇は何度も直系が絶えている。
江戸時代にも絶えたし、南北朝以前でも、壬申の乱で政権を奪った天武系は絶えて、負けた天智天皇系が継いでいる。
「続日本紀」は陰謀ばかりだ。
「日本後紀」が完本で伝わらないのは、藤原氏に対抗できた嵯峨天皇の治世を扱っているからではないのか？
武家の治世が始まるまでは、実権力が天皇周辺にあり、今と違って生々しい権力闘争があった。
維新以前は避けてきたが、呉座 勇一の『応仁の乱』を読んでから中世にも興味がわいている。
戦前の思想家でも、読み直すと再評価できる者もいる。
吉野作造もその一人で、立憲君主制で民主主義とは言えないから民本主義だったが、解釈改憲をしようとしていた。そんなことができるのかと言えば、中国では、全体主義下で資本主義をやっている。

小林秀雄は、グローバルな視点をベースにして日本をとらえていた。
西田幾多郎には失望した。
いま、山崎闇斎がマイブームだ。
コへレトの言葉で説かれていること、矛盾していることもあり、結局密教的な解釈に至っている。仏教は哲学であり、人間の考えることは、同じようなところに至るということ。
オルテガが民主主義を神話にしないで、大衆というものとしてとらえたことが、本質を突いている。

「青天を衝け」でやっているように、旧幕臣の力がなければ維新は成功しなかった。
旧幕臣は榎本武揚のような例外もあるが、概して明治政府では出世できなかった。
あの程度の改革は徳川政権でもできたんじゃないか？
いや、廃藩置県は徳川政権では無理だろう。

立憲民主の選挙やってるけど、辻本でもならなきゃカリスマ性はないんじゃないか？
あそこは共産と組んで左派勢力になっちゃったから、政権政党にはならないだろう。
社会党の二の舞だね。
自民が分裂して、維新と国民民主がそれぞれにくっつけば二大政党制になるんじゃないか？
れいわがキャスティングボード握ったりして。
俺は山本太郎だけは許せないから絶対支持しないけどね。
なんで？
福島原発をめぐる発言で風評被害被害をまき散らした。
確かにあれはひどかった。福島の人間は怒っているだろうね。


何やかやで、時計を見たら7時過ぎ。
6時間も喋っていたわけだ。
それでも飽きないんだから、やはり気が合ってるんでしょうな。