山梨県とサービスが違う！

ご存知の通り、私は身体障害者手帳1級です。
人工弁置換ですね。

身延の義父が昨年ペースメーカーを入れまして、身体障害者手帳1級になりました。
ペースメーカーは1級と4級がありますが、義父はちょっと重くて1級。

大正13年ですので、障害年金はつきません。
障害年金が取れるのは、二十歳前発症で、年金掛けていない方か、64歳と364日までの人です。
義父は今年の誕生日で95歳ですから、障害年金はつかない。
これは分かる。老齢年金はありますよ。国民年金。

以前、私がしばらくぶりに義父の所に行ったとき、医療費を1割負担している　と言う事の様だったので、相談員さん巻き込んで、〇障（障害者医療証）を探したことがあります。

山梨県、〇障ないんですって。
分かるまでにしばらくかかりました。相談員さんに「え？無料なんですか？1円も払わないの？」と言われて、やっと話が通じた。
確かに健康保険の医療証って、都道府県発行です。
私は東京都なので、東京都内の医療機関では無料。他の道府県で医療機関に行くと立て替え払いをしてきて、あとで障碍者福祉課に請求です。

〇障は基本的には1割負担なんですけど、我が家は非課税なので、非課税世帯だと〇障は自己負担がありません。

義父は後期高齢者なので、1割負担ね。

家内は手帳は2級ですが、精神保健福祉手帳は3段階しかないので、中度になります。
〇障が出るのは、身体最重度、重度、つまり1級、2級と、療育手帳最重度、重度、つまり東京都で言えば、1度、2度に限られます。
精神保健福祉手帳はそもそも1級でも〇障はつかない。

自立支援医療がありますので、精神科とその薬は1割負担。
非課税ですので、精神科とその薬は自己負担なし。

が。一般の医療機関では3割負担のままです。

これは療育手帳の人も同じで、3度、4度の人、中度、軽度の人は全部の医療3割負担。
身体併発の人で、〇障ある方もいますが、身体の手帳が1級、2級じゃないとダメ。身体障害者手帳がある人でも3級以下の方は〇障医療証、東京都でもありません。

東京都でもこれだけ違いと言うか、はっきり言えば差別があるのに、山梨県は何もない。
非課税の〇障医療証と言うのは、入院時の食費だけ負担です。
私も何年かに一度手術したり、入院したりしますが、半月いて、1万円とかそんなものです。手術代、入院費、薬代、検査代などはすべて無料です。非課税家庭ですから、高額医療費限度額認定証の限度額は、確か35,400円。家内はそれ以上は払わなくて済みますけれど、非課税家庭にとって、35,400円って、結構負担かも。

医療証が無かったら、とてもやっていけません。

だから私は無審査型の安い医療保険に最低額だけ入っています。要らないかな？とも思う事があるけれど、障害者になる前に入ったもので、月に1,000円ですから、一応、入っています。
家内は癌家系だと言う事で、やっぱり保険は入りたいとのこと。若い頃から掛けすぎていたので、昨年かな？整理しまして、だいぶ減りましたけれど、それでも結構な金額払っています。私が家内の保険を減らして減らして、もうこれ以上保証を減らしたくない　と言うところまで減らしたので、まあこのままかな。

精神障害者と療育手帳中度より軽い方にも医療証は必要だと思いますが、都道府県発行なので、自治体によってサービスが違うとは知りませんでした。

山梨県はタクシー券の配布もないみたい。
東京都は身体、療育の最重度、重度にはタクシー券が付きます。
月に4,500円分。
循環器の病院が乗り換え乗り換えで大変なので、行きはありがたくタクシー券で行っています。

家内にはないので、精神病院にタクシーでしか行けなかった頃は、月に何万円とタクシー代がかかりました。

公共交通は同じかな？
義父が電車（一応JRの駅まで車で10分くらい。でも、2時間に1本しかない。パンタグラフついてますが、列車みたいなものです。）に乗る事は無いですが、義父の手帳は身体1級ですから、付添と乗れば、半額に多分なるでしょう。

タクシーの1割引きは使えるはず。
最近ではめったにタクシーで出かけることもないようですが、総額の1割引きになります。
一般の方が9,000円以上タクシーに乗ると1割引きですが、一般の方の場合には、超えた分の1割引き。10,000円乗ると、えーと、1,000円分超えるから、その1割引きで100円引き。総額から1割引いてもらうのと大分事情が違います。
私はタクシー券があるので、メーターから1割引いてもらって、その分をタクシー券で支払います。事実上は支給額以内なら、タクシーも無料です。

暴力団の障害者手帳とか、生活保護とか、色々あるようですが、障害者手帳があると言う事は、何らかの社会生活の制限があると言う事です。サービス位十分に使わせて欲しいなぁと思います。