⇨《上ノ段》より。
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ホテルの朝食バイキングをモリモリと食う。
【渋川市伊香保町】
まずはうどん店が軒を連ねる県道15号沿い『水沢うどん街道』へ。
「水澤観世音(水澤寺)」の参道であり、かつて参拝客に供されたことが始まりといわれる。「大澤屋」などが有名。
『水沢うどん』は渋川市の名物で、小麦の栽培が盛んな上州産の小麦粉、名山「榛名山麓」の湧水、塩の3つの材料で作るシンプルなうどん。ツヤツヤとした輝きと、弾力の強いツルツルとした麺が特徴。その歴史は大変に古く、今からおおよそ400年ほど前には水沢うどんの原型が存在していたとか。秋田県の稲庭うどん、香川県の讃岐うどんと合わせて、「日本三大うどん」のひとつと称されている。
『元祖 田丸屋』。
天正10年(1582年)創業で、水沢うどんの元祖。食べログ水沢うどんランキング1位。古風とモダンが気持ち良く混在する店内は、中央に坪庭が設えられているなど、高級旅館のような趣ある雰囲気。個室も合わせて200席ある大型店。
老舗ならではの伝統と技法で素材と製法に絶対のこだわりをもち、たっぷり2日間をかけて作られるという。メニューは「もりうどん(ミニ・2色つゆ)」と天ぷら「合わせ盛り」。
伝統の手法で丹念に作る麺は厳選された3種類の小麦粉をブレンド。打ちあがった後も一晩寝かせることで、風味の引き立つ絶妙の味になるのだとか。ツヤとしなやかさがあり、イカ刺しほど強いといわれるコシがクセになる。
秘伝のつゆは北海道礼文島産の利尻昆布、熟成本枯れ鰹節、鮪節などを使用。甘みの少ない醤油つゆと、醤油つゆをベースに最高級の金胡麻を丁寧に炒って作られたクリーミーな胡麻つゆの2種類のつゆから選ぶことが可能。2色つゆをオーダーして食べ比べすることもできる。
沖縄美ら海の天然塩をつけて頂く天ぷらも絶品。
天台宗・五徳山『水澤寺(みずさわでら)』。
「仁王門」。
坂東三十三箇所第16番札所。
「観音堂(本堂)」。
創建年代については不詳だが、飛鳥時代に上野国の国司・高光の開基により創建されたと伝えられる。
本尊の十一面千手観音を安置。
「六角二重塔」。
開運六地蔵と大日如来を安置。
「納札堂」「飯縄大権現」など。
江戸時代には江戸幕府から朱印状が与えられた。
「十二支守り本尊」。
水澤寺りパワースポットとしても人気。
御朱印。
【高崎市】
次は『榛名湖(はるなこ)』へ
釣り、ボート、遊覧船、オートキャンプ、スキーなどが楽しめる。湖畔には土産物屋がならび、対岸には温泉が掘られ、ロープウェーも建設された。近年は湖上の花火大会やイルミネーションイベントも催されている。マラソン、ヒルクライム、トライアスロンなど数多くのスポーツイベントも行われる。
湖畔の「御沼龗神社(みぬまおかみじんじゃ)」。
戦国武将の妻(姫)が榛名湖に入水して転生した龍神を祀っているとされている。
榛名山の火山活動によってカルデラ内に生じた火口原湖で、水系としては利根川に属する。周囲は約4.8km、面積は約1.2㎢、最深部は約12〜15m。湖の標高は1084m。周辺の歩道は整備されている。
景色が鏡のように水面に映り、とても美しい。
四季折々表情を変え、行楽地として人気がある「榛名山(榛名富士)」は、赤城、妙義と並んで上毛三山に数えられる⛰標高は1391m。
走行すると「静かな湖畔」が流れる「榛名湖メロディーライン」や、「頭文字D」の舞台のモデルにもなったことでも有名。
榛名湖は万葉集の時代から上野国を象徴する歌題「伊香保の沼」として知られる。榛名神社とともに江戸時代以降は関東地方を中心とする雨乞い信仰「榛名講」の目的地となった。明治以降は近接する伊香保温泉に集まった文化人によって文芸作品に描かれた。大正時代からは本格的な観光開発がはじまり、年間百数十万人の観光客を集める。現在は年間を通じて美しい景観と自然を満喫できる、高崎を代表する観光地となっている。
『榛名神社』⛩
修験道の霊場。
表参道。
群馬のソウルフード『焼きまんじゅう』
ふかふかの素まんじゅうに竹串を刺してこんがりと焼き、甘い濃厚な味噌ダレを塗りつけたもの。小麦が良く取れる気候である群馬ならではの名物で、群馬でしか食べられない。
式内社。上野国六宮。旧社格は県社。
「随神門」。
重要文化財。弘化4年(1847年)の建立。元来の名は仁王門。
長い参道にはたくさんの古木・巨岩が連なっている。
「鞍掛岩」。
境内の奇岩のひとつ。本来は洞穴状だったものが奥の岩が落ちて橋のように残った。
綏靖天皇の時代に饒速日命の御子、可美真手命父子が山中に神籬を立て天神地祇を祀ったのが始まりといわれ、用明天皇元年(586年)に祭祀の場が創建されたと伝えられる。
古くから神仏習合が定着し、山中には九世紀ごろの僧坊とされる巌山遺跡がある。
「ご神水開運おみくじ」。
雨乞いの神としても有名な榛名神社のご神水に開運おみくじを浸すと運勢が浮かぶ。
榛名山の神を祀る神社で、現在の主祭神は火の神・火産霊神と土の神・埴山姫神。
「神宝殿」。
神仏習合の名残りを留める三重塔。明治2年(1869年)の再建。
「寒神社(さいのかみしゃ)」。
災いを防ぎ、安全を守るために祀られている小祠。6月と12月に道饗祭が行われる。
「神橋」。
「行者渓」は強大なパワーがみなぎるといわれている。
「瓶子(みすず)の滝」。
滝の両脇にある岩瓶子岩からその名がある。
境内には武田信玄が勝利を祈願したと言われる矢立杉もある。
「神幸殿」。
重要文化財。安政6年(1859年)の建立。神幸祭のとき神輿が出御しとどまる社殿。古制により彩色は施されていない。
「双龍門」。
重要文化財。竜の彫刻や水墨画が施されていることがその名の由来。安政2年(1855年)の再建時、総工費は363両、建築には延べ2280人が携わったと言われている。背景の「ヌボコ岩」とともに摩訶不思議な景観を作り出している。
現在修理中。わかってはいたが…。
「神楽殿」。
重要文化財。明和元年(1764年)の再建。年3回の例祭で神楽が舞われる。
「本社・幣殿・拝殿」。
重要文化財。文化3年(1806年)の建立。柱、梁などの各所に華やかな彩色と彫刻を施している。
「国祖社及び額殿」。
重要文化財。国祖社は元々勝軍地蔵と阿弥陀仏を安置していた本地堂で、享保年間(1716-1735年)の建築。接続する額殿は文化11年(1814年)の建築。本来は神楽拝観所。
本社は背後の御姿岩と接続しており、御姿岩内の洞窟に御神体を祀っている。
関東屈指のパワースポット。
たまにはちょっと美的なやつも
御朱印。
【渋川市伊香保町】
『伊香保(いかほ)温泉』
榛名山の東麓、標高約700mの地。万葉集や古今集などにも登場する、歴史ある関東屈指の名湯。
榛名山二ツ岳の火山活動により湧出し、今から約1900年前に発見されたといわれる古湯。その起源は第11代垂仁天皇の時代に発見されたという説と、草津温泉と同じように行基によって見つけられたという説がある。
伊香保には「黄金(こがね)の湯」と「白銀(しろがね)の湯」がある。茶褐色の黄金の湯は刺激の少ないやわらかい湯で、身体を芯から温めて血行を促すので、女性には”子宝の湯”として喜ばれてきた。また、病気やケガの療養にいいということで、昔から湯治場として人気を博していた。無色透明の白銀の湯は、病後の回復や疲労回復、健康増進に良い湯として知られている。
『石段街』
伊香保温泉のシンボルであるメインストリート。多くの店や観光客で賑わう
約440年前の江戸末期に日本で初めて温泉都市計画に基づいて整備された温泉街。
足下を源泉が流れ、温泉の香りがあたりに立ち込める。
最上部の伊香保神社までは365段。
1年間365日の繁栄の願いが込められており、幸せを願いながら伊香保神社まで上がっていくことで恋愛運や健康運が上がるとか。
また、自分だけの誕生段・パワースポットで写真を撮るのが人気。
店からはレトロな昭和歌謡が流れていて癒される雰囲気。
昭和30年代をイメージした昔懐かしい空間で色々なゲームを楽しめる「なつかし屋本舗」。
レトロな射的。
大正浪漫の雰囲気が漂う石段街には旅館、飲食店、土産物屋、饅頭屋、駄菓子屋、遊戯場(射的)等が並び、ノスタルジックな気分にさせてくれる
石段街には200年以上昔に大家と呼ばれる12の温泉宿があり、干支はそれぞれの家紋のような意味合いを持っていた。現在はその宿のあった場所に十二支の印が石段に印されている。
石段の中腹・岸権旅館前には黄金の湯の足湯「辰の湯」があり、ゆっくり休憩もできる。
源泉から石段街の水路に湯が引かれ、各旅館は水路に「小間口」と呼ばれる湯の引き込み口を設けている。小間口観覧所からはその流れを見ることができる。
山形県山寺、香川県金毘羅と並び、日本三大名段のひとつに数えられてる。
うさぎ和小物と民芸品の店「民芸 山白屋」。店内には約1000点の和雑貨が揃う。旅館の若女将らが企画した源泉入り石鹸が人気。
最上部まであと少し。
しかし、今回の旅行は階段ばっかりやったな。トレーニングやと思って⛹♀
『伊香保神社』⛩
式内社(名神大社)で、旧社格は県社兼郷社。貫前神社、赤城神社に次ぐ上野国三ノ宮として古くから信仰を集めている。
石段最上部。
天長2年(825年)創建。里宮として今の三宮神社の地にあったという。
平安以降に現在地へ移転し、温泉の守護神となった。旧本社とされる三宮神社は天平勝宝2年(750年)創祀。
祭神は大己貴命と少彦名命の二座で、温泉・医療の神を祀る。縁結びの神としても知られている。
温泉と宿を求めて再び下る。
『石段の湯』
石段街にある共同浴場。石造りの風呂が印象的。湯は源泉から直接引いている黄金の湯。休憩室は2箇所あり、2階の休憩室は座敷の大広間になっている。
“カラコロ”と鳴る入浴客の下駄の音がたまらない詩情をかきたてる
温泉街のライトアップも美しい♡
3日目は伊香保の「ホテル冨久住」に宿泊
近くのコンビニで酒とつまみを買い込んで。
温泉の後に浴衣着て飲む一杯は最高
至福じゃ。
最終日の朝。
「まちの駅ふるさと交流館」からロープウェイで「上ノ山公園」の展望デッキへ行くと、絶景が見渡せる。
伊香保温泉モデルのマンホール。カラータイプはおそらくここにしかない。
早朝の石段街。
朝なので人も少なく静か。
朝風呂を目指して再び上る。
天正4年(1576年)、武田氏の配下七氏により傾斜地を利用し、温泉街が形成された。
長篠の合戦の後、武田方が傷を負った武士たちの治療のために造られたとか。
ピヨ
『石段玉こんにゃく』。
伊香保温泉名物。出汁醤油で煮込んである、手作りの味わい深い玉こんにゃく。群馬県は全国一を誇るこんにゃくの産地。
温泉情緒溢れる佇まいが観光客の旅情をそそらせる
与謝野晶子の詩「伊香保の街」が刻まれている段も。
伊香保神社の真下にある「勝月堂(しょうげつどう)」。
明治43年(1910年)創業老舗で、温泉饅頭発祥の店。湯の花の色に似せた湯乃花饅頭を考案し、天皇家への献上品に選ばれたのがきっかけで全国に知れ渡るようになった。甘さ控えめで、保存料などは一切使わない創業当時からの味を守り続けている。北海道十勝産の小豆を使ったこし餡は上品な甘さ。自然なあんの甘みと、ふわふわモチモチの皮が美味しく引き立つ。
今日は御守りと御朱印を求めて⛩
神社の裏手から湯元通りを歩き、『河鹿橋(かじかばし)』へ。
伊香保温泉随一のフォトスポット。ゆるやかなアーチを描く朱塗りの「太鼓橋」と渓谷の自然との調和が美しく、秋の紅葉は錦絵の如く。紅葉の時期は毎年ライトアップの演出を行っており、夜の紅葉見物の名所として知られている
源泉下流の湯川は温泉の鉄分で川底が赤くなっている。
「飲泉所」
伊香保露天風呂に向かう道沿いの飲泉所。鉄分を多く含んだ温泉水と水が流れ出ていて、飲み比べができる。痛風や慢性アレルギー疾患、肥満、消化器系の病気にも効果があるとして、古くから飲泉されている。
『伊香保露天風呂』
伊香保神社から少し奥まった湯元源泉地に位置する。
四季折々の風情とともに、竹垣に囲まれた情緒溢れる露天風呂。施設前に源泉湧出口があることから、純度100%の濃厚な黄金の湯の掛け流しが楽しめる。
泉質は硫酸塩泉。神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、疲労回復、動脈硬化などに効果がある。昔、戦場で怪我をした武士たちがこぞって入っていたとか。
朝の雪見露天風呂、超気持ちいい
石段最下部のバスターミナル
バイバイ、「いしだんくん」
温泉ですっきりしたら再び高崎に戻り、土産等のショッピング
駅弁買って新幹線に乗って家路につく
さらば群馬。家に帰るまでが旅行ですよ。
色んな県の温泉に入ってきたけど、草津の源泉の質は日本一でした。伊香保も昭和風情があって素敵な場所。この2つの2大温泉をメインに行きたかった場所もだいたい行けたし、ほぼ全て思い通りになった、過去最高レベルの満足度。癒されまくった大人の温泉旅行
最高に楽しかった(^^)
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