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2021年05月29日23:30

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憲法改正を怠ったこれまでのツケが出た

■9都道府県の緊急事態延長=6月20日まで―菅首相、五輪開催に決意
(時事通信社 - 05月28日 20:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6534753

■なぜ「屁みたいな」緊急事態宣言がダラダラと続くのか■

今年に入って、緊急事態宣言&まん防が該当しない日の方が東京都の場合は圧倒的に少ない、そのような情けない有様となっている。

緊急事態宣言はこうもダラダラと続けるのかと多くの人から見て、苛々も募っているが、その背景には日本の憲法には非常事態条項が設けられていないことに行きつく。世界の主要国には日本以上に民主主義が不完全な国であっても、これは必ずある。

お時間のある時に世界の主要国の憲法を一度ご覧頂きたい。

非常事態条項がある国は国家が強権で私権制限が可能だ。

だからコロナが猛威を振るっていた時に欧米各国やマレーシアなどはロックダウンが出来るのである。「さざ波」だの、「WW」(笑笑)だの、「屁みたいなものだ」だの選挙で選ばれた政治家ではないにも関わらず、先日辞任に追いやられた高橋洋一氏のツイッターではStringency Indexが出て、国家がどれだけ私権制限が可能かを数値で「見える化」されている。

それによれば、主要国では日本は指数でマックスですらたった40台である。世界のどの国もコロナがひどいときは100に限りなく近いほど私権制限をやっているのにである。

信じがたい話だが、日本だけは非常事態条項がないのだ。

ロックダウンも出来ず、鉄道の運航もやめられない。「お願い」程度となる。給付もないが、規制も緩い。しかし世界には「日本もやってます」という格好だけはつけないと面目が立たないので、

「緊急事態宣言」

という非常事態宣言と類似する言の葉を使って実態をぼかしているに過ぎない。それを件の高橋氏は

「日本の緊急事態宣言による私権制限なんぞ、米・欧などの主要国からしたら、屁みたいなものだ」

と数字を列挙して述べたに過ぎない。しかしそこまで踏み込んだツイッター民、マスコミ御一行様は殆どいなかった。単に「高橋の表現が悪い」「下品だ」「内閣参謀参与としてあるまじき・・・」

百歩譲って、内容が悪いならばまだしも、選挙に選ばれた訳ではない人間の表現が政治問題化するという、全く以って珍奇なことが起きたものである。

実態は欧米各国や現在ロックダウン中のマレーシアと比較しても、私権制限は「屁みたいなもの」だから、実効に乏しく、結果的にダラダラと続けざるを得なくなるのである。

IOCとしてはそんなやっているのか、やっていないのかよくわからないほどの制限で、この被害(と云っても累計死者数は1万3千人近く出ているのだが)であれば五輪出来るでしょ、と思っているのだ。

今となっては後の祭り。憲法改正は大がかりな話になってしまうから、そうそう出来ないだろうから、色々と問題はあり不完全な部分もあるワクチンだが、高齢者の接種を正確に、早く急がせる必要があるかもしれない。

日本の場合、理由は不明だが、未成年者のコロナによる死亡者は今のところゼロ。圧倒大多数が高齢者、特に75歳以上である。発症すれば間違いなく重症化し、医療資源を使ってしまうからだ。

65歳以上のワクチン接種が60%を越えれば少なくとも医療崩壊は避けられる可能性が高い。現在一日50〜60万人のペースでワクチン接種が進んでいるもようだ。

コロナが以前ほどの脅威で無くなったら、ぜひとも非常事態条項を盛り込んだ憲法改正に着手すべきはないだろうか。

(了)


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