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2020年07月18日16:15

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新型コロナウイルス・ノート【感染者の定義となる指標を変えよう】

■東京都内の感染者数290人 3日連続で200人超える
(朝日新聞デジタル - 07月18日 15:39)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6162787

■感染者の定義が変わった■

緊急事態宣言解除あたりから統計の取り方が変わったことにお気づきだろうか。

それまでは新型コロナウイルス(以下、新コロとします)感染し、発症した人を「感染者」と見做していたのが、単にPCR検査で陽性になった人だけである。

若年層から59歳までは殆どが無症状の為、陽性であっても、感染者と見做されてしまう。しかもいかにも多くいそうな新宿区歌舞伎町あたりを狙い撃ちにして採取すれば陽性者が増えるのは当然だ。同区では感染者1人に10万円もの給付がされることになっているとあらば尚更のことである。新コロになればもう10万円もらえるとあれば、挙って検査に名乗りを上げるのは当然のことだ。

これが老若男女問わず、裁判員制度のように無作為に抜き出してPCR検査を受けさせるのであればまだ均質化も成立するかもしれないが、単に濃厚なところだけを抜き出して

「これだけいるぞ。だから東京都は全域が怖い」

と騒いでいる。果たして全域でそうと言い切れるのだろうか。

■「東京問題」とは「23区問題」■

全国で累計感染者数は約23,500人。

人口1万人に最大で1.8人が平均である。数字で見てみよう。

◆東京都の新コロは偏りが大きい◆
(人口は千人、累計感染者数は人、2020年7月15日現在)

〜東京都区部の主要区部の状況〜

新宿区:人口348 累計感染者数 1,200 全国平均の19.2倍衝撃

渋谷区:人口237  累計感染者数 295 全国平均の約6.9倍

世田谷区:人口945 累計感染者数 669  全国平均の3.93倍

大田区:人口744 累計感染者数 307 全国平均の2.29倍

練馬区:人口745 累計感染者数 392 全国平均の2.9倍

〜都下(多摩地区)の主要都市と感染状況〜

八王子市:人口577 累計感染者数 70 全国平均の0.67倍

町田市:人口435 累計感染者数 70 全国平均の0.9倍

府中市:人口264 累計感染者数 90 全国平均の1.89倍

立川市:人口181 累計感染者数 31 全国平均の0.95倍

西東京市:207 累計感染者数 75 全国平均の2.09倍

青梅市:人口133 累計感染者数 11 全国平均の0.46倍


日本の新コロの「本場」は新宿区で1,200人。全国平均は大体人口1万人に対し1.8人であることを考えると19.2倍だから、明らかに突出はしている。しかし、八王子市が都下最大の人口でありながら、感染者(累計陽性者数)は全国平均よりも実は低い。青梅市に至っては最早全国平均の半分以下である。

菅官房長官が声高に言っている「東京問題」とは「23区問題」と言い換えても良い事がこれらの数字からも窺える(西東京市が多いように見えるが、これは隣が練馬区だから)。

前回敢行した西浦クラスター作戦では23区と同等の基準をあろうことか全国に適用。しかも途中までは一切給付はしなかったため、経済崩壊が起きてしまった事を思い出すべきである。同じ愚を犯そうしていないか注目しなければならない。やるならば都区部の一部を給付とセット、計画運休も視野に入れて行うべきである。

そのための指標としてこれまで役立って来た感染者数自体の定義が変わってしまった。とすれば見方も変えなくてはならない。

■新コロの危険度は重症者数と死者と実効再生産数で見るべし■

我々罹患していない者とすれば、果たしてどれだけの人が重症なのかが問題になって来るが、PCR検査だけではどれだけリスクが高いかはよく分かりにくくなっている。そこで今後注目すべき指標を列挙してみた。

1重症者数

感染者という点ではこれだけ騒がれているが、実際の重症者数はどれだけなのか?

各社によってばらつきがあるが、全国では39〜55人といったところである。新コロの感染者が最も激増したのは4月10日で708人。重症者数は最大で4月30日に330人。大体二週間ぐらい遅れるようである。東京の発表は割合からすると3分の1と考えて良いだろう。

330人と39人。東京都は110人と13人。

同列に比較するのは困難ではないだろうか。

2死者数

死者の発生はどうか。

ピークは5月2日に15人。6月25日からずっと東京は死者がゼロだったが、7月15日に1人だった。都知事の発表通りである。しかしこの一人も90代の方だったそうで、発症すれば重症化しやすいお歳だった。

日本はそれでも諸外国と比較すれば少ない。人口1億人以上であることを考えるとかなり低いといえるのではないだろうか。

3実効再生産数

実効再生産数とは感染者1人がどれだけの人を感染させる事が可能かという指標である。これもマスコミが報じる感染者数(PCR検査陽性者数)と比例して上がるかと思いきや、そんなに上がっていない。

論より証拠、こちらも東京の数字で見てみよう。

4月7日:1.61 7月15日:1.38

意外なことに4月のピーク時よりも現在は低い。

矢張り数字を多角的に見て行動することが、正しく怖がる事につながるといえそうである。

主な参考資料はコチラ左斜め下

https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
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