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2020年02月18日00:49

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言いたい放題のクルマレヴュー【4代目ホンダ・フィット・その1】

■新型『ホンダ・フィット』2月14日発売。数値では表せない“4つの心地よさ”を提案
(AUTOSPORT web - 02月13日 17:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=186&from=diary&id=5971841

■東京モーターショーの真打ちのひとつが登場 フィット注目はアベノミクスのおかげ■

昨年冬に開催された東京モーターショーでひと際会場の人たちを湧かせたクルマのひとつがこのフィットだ。確かにEVの展示が特集のようだったが、いざEVに乗ろうとしたら、日本のような弱電では莫大な初期投資を要求される。200Vはマストだろう。しかもEVは果たしてどれぐらいで壊れるのか定かではない。イニシャルコストも高く、ランディングコストも不明となれば、憧れはあっても手は出しにくいのは当然のことである。

ましてやこの国の政府は二度の消費増税も何と被災地からもガッツリ徴収。こんな非情な政権はOECD諸国ではありえないことだ。

災害の為、延期します。

と宣言しても大部分の国民は感謝をしても文句は言わないだろう。

したり顔で文句を言うのは財務省の息の掛かった連中か、経済、財政に不勉強でリストラもない、公務員、マスコミ本社勤務の連中、懐が痛まない大企業のサラリーマン、OLといった有象無象程度で、大部分の国民はしない方が良いと思っていたが、敢えて強行した。

私を含めた、圧倒大多数の消費者は緊縮財政まっしぐらのアベノミクスにどう身構えて向き合うか真剣に考えている。

クルマのトレードダウンを図ろうとするのは当然なのだ。クルマは家の次に高い買い物なのだから。

そのトレードダウンした消費者からすれば、1〜1.5L程度で1.6L〜2Lクラスの動力性能と実用性のあるクルマはないかと考える。EVと異なり、レシプロエンジンのクルマやハイブリッドであれば、耐用年数の予測がつく。それゆえ今回、フィット、トヨタ・ヤリス、既にひと足先に出ているダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズに注目が集まった。

この三台への注目度は日本経済を如実に反映していると会場のギャラリーを見て考えたものだ。

■ハレよりもケを重視した■

嘗てホンダ車といえば、「タイプR」に代表されるような一部の好事家向けの車種が看板車種となっていたきらいがある。勿論未だにシビック・タイプRはちゃんとあるのだが、そういう休日に峠を舞うようなクルマもあれば、今回のフィットを見ていると日々の生活のお供に出来るクルマもあるということを強調しているようだ。

今から10年以上前に出たCR-Zのカタログが振るっていた。

「ふだんを変える。それが一番人生を変える。」

正直意外だった。ホンダ車といえば、イメージ的には峠で舞えるような、普段よりも休日やハレを重視したクルマばかりだったのだから。CR-Zはスポーツカーなのに、日常のスポーティネスを求めるクルマということになる。

このあたりからホンダのクルマ作りが大きく変わり始めたのではないだろうか。

 実際、4代目フィット。

先ずデザインがまるでかわいいワンコのようだ。モーターショーでホンダの人に話すと、「子犬をモチーフにしました。」という返答だった。また、以前あったRSと称するグレードはなく、ベーシック、ホーム、NESS、クロスター、LUXEと称し、生活シーンごとのグレードを設定。各グレードは個性があるものの、ヒエラルキーはない。

ハイブリッドとガソリン車があるだけで、主要諸元(スペック)も果たしてどこに書かれているのか分からないほどである。このあたりも以前のホンダ車とは全く異なる。昔だったら堂々とハイパワーさとか、高回転ぶりを宣伝しただろう。もともとホンダは今でこそミニバン屋になってしまったが、昔はエンジン屋だったからだ。それが隔世の感がある。ハレよりもケを重視したプロダクトであることがよく伝わって来た。

ホンダといえば昭和の世代はマニュアル車を期待してしまうが、先代まであったMT車は最早ないのだ。このあたりライバルのトヨタ・ヤリスとは対照的。尤もあちらの6速マニュアルはエンストをすることすら難しいほどイージーだ。

■シンプルさと潔さ■

全長、車幅、全高は殆ど変わっていない。代を追うごとに大きくなりがちだが、このあたり好感が持てる(唯一クロスターだけは3ナンバー幅)。全長は4m弱に収まっている。

エンジンは1.5Lのハイブリッドとガソリン車の1.3Lのみ。1.5Lのガソリン車はまだ登場していない。ハイブリッドは108馬力と控え目だが、トルクは25.8キロもあり、パワフルというよりもトルクフルなエンジン。一方、1.3LはL13B型、98馬力、トルクは12.0キロのi-VTECエンジン。こちらは実用エンジンだ。ハイブリッドの燃費もそんなに無理していない。WTLCモードで30km/Lを越えるモデルはない。先代はわずかの間にさまざまなグレードを拵えて販売したこともあり、無理があったのだろう。リコールが多かった。そのことへの反省か。

室内はまるでどこかの現代的な都会のオフィスのように計器盤もインパネもさっぱりしていてシンプル。シートは明るいグレーかかった白。とても好感が持てる。インパネの水平基調は視界が広いことは勿論、幅の広さも強調している。

フィットといえば、シートの出来そのものは良いが、座っていて振動がじわじわと来ることが多かった。そのような乗り心地で150km以上走るのは遠慮したいと思ったものだったが、このあたりどうか期待している。

それとは裏腹に伝統的にフィットはコンパクトカーとしては一頭地行くスペースユーティリティに驚かされたものである。フィットとニッサン・ノートはマイクロミニバンと言っても良いほどだ。4代目も相変わらず広大だが、それほど無理はしていない。ホイールベースもヤリスが2550mmとひと昔前の1.8Lクラスのセダン並みになったのに対し、2530mmと無理はしていない。ミニバンが欲しければ、シャトルやフリードを買って下さいということなのだろう。それで良いと思う。

ただ相変わらずだが、スペアタイヤはオプションですら選べない。このあたりトヨタは抜け目なくオプションでもヤリスにちゃんと用意している。

★実際フィットを営業車として採用している会社は殆ど無い★

詰め込みすぎてリコールが多かった先代と比較し、今回のフィットは満を持して作ったという印象。

では早速乗ってみることにしよう。

(続く)

もくじはコチラ左斜め下

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