mixiユーザー(id:5877066)

2020年03月30日22:24

70 view

復活の日

昔のDVDを引っ張り出して久しぶりに見た。
『超強力ウィルス兵器の漏洩で人類が絶滅。南極に残された900人程度の人々は、、、』
という、小松左京原作の1983年制作の日本映画の大作。
今のコロナ騒ぎで、ムズムズと見返したい熱が発症してしまった。

マントル対流の変化で日本列島が沈没する、という『日本沈没』の破天荒な設定と違い、ウィルスが人類を絶滅に追い込むという、当時としてもリアリティのある題材に興味をそそられ、本を購入。
原作では映画に描かれていない深い部分も多く、作者の勉強量と知識量に圧倒された。
日本映画はこういうスケールの大きなものはあまり上手くないイメージがあるが、この作品は外国の役者もハリウッド制作かと思わせるくらいたくさん(というか、メインストーリーの部分はほぼ外国だ)起用して、南極でのロケも敢行し、本物の潜水艦まで出演させて、原作の持つ壮大なテーマに近づけようと頑張っている。
画質や演技には流石に時代を感じるものはあるが、40年近く振りに見返しても、ダイナミックかつリアリティ溢れる作品で、カメラワークも緊迫感をよく出していて、グイグイ引っ張っていくものがある。まあ、今の世界がそれに近い状況になっているから、余計にリアリティを感じてしまったってのもあるけど;

まあ、2020年の今、言わせてもらうなら、ウィルスが流行って人がバタバタ死んでパニックになるのはわかるけど、病院に無防備に殺到したり徒党を組んでデモしたり、ヤケになってディスコ(古)で踊りまくったりしたら、逆に感染を広めてしまうよ、っていう、最新の経験を盛り込んでほしかったかな、と。作者はもう、亡くなってるけどね。

コロナ自粛で引きこもっているのなら、この機に映画鑑賞もいいかも。
ぜひおすすめの、SF邦画の数少ない名作っす。

というわけで、今日の画像は映画と全然関係ない桜。
暖冬だったから桜は早いと思っていたのに、3月は意外と気温低かったみたいで、例年より遅いくらい。
3 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年03月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

最近の日記

もっと見る