[戦世生きて くらしの記録](8) うるま市出身 横田チヨ子さん (下) 父の震える手が丸められた日の丸旗を差し出した。包まれていたのは、当時16歳だった横田チヨ子さん(91)=宜野湾市=の賞状。1944年7月、サイパンで日本軍の組織的戦闘が終わって間も
沖縄の平和運動のリーダー・山城博治さん(67)の半生には、沖縄の苦悩、悲哀、そして希望が詰まっている。辺野古新基地建設を巡る埋め立ての賛否を問う県民投票から、24日で1年。故郷の過去、今、そして未来を聞いた。 2019年10月31日午前6
[本土よ 「辺野古」県民投票1年](1) 高知県に在沖米軍の航空部隊を移転する。防衛庁(当時)の構想を県や地元が受け入れ、普天間飛行場より長い4千メートル級滑走路の建設に動きだした時期があった。普天間移設が浮上する1996年より前、90〜94年ごろのこ
名護市辺野古への新基地建設を安倍政権挙げて強行する姿勢があらためて示された。 江藤拓農林水産相は、県が保留している防衛省沖縄防衛局のサンゴ移植の申請を許可するよう玉城デニー知事に勧告した。これに対して、県は「結論ありきで知事権限へ不当に関
日本原子力発電(原電)東海第2原発(東海村白方)の再稼働の賛否を問う県民投票の実現を目指す市民団体「いばらき原発県民投票の会」は水戸市緑町の県立青少年会館で11日、全国でこれまでに実施された県民投票運動の関係者を招いた対話集会を開いた。同会メン
名護市辺野古の新基地建設に伴う軟弱地盤の改良工事を巡って、従来の政府主張を覆すようなデータが存在していたことが明らかになった。 実測データが存在するにもかかわらず、これを採用せず、十分な説明もないまま葬ろうとしたのは、工事の根幹を揺るがし
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設を巡り、埋め立て予定海域の一部で、約70メートルより深い海底の地盤が「軟弱」である可能性を示すデータが出ていたことが10日までに分かった。防衛省は「民間の委託業者が独断で行った。方法
沖縄県は10日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古の埋め立て予定海域で見つかった小型サンゴ類について、移植のための特別採捕を許可するよう求めた農相の勧告に対し、認めないと回答したことを明らかにした。 農相は1月31日、防衛省沖
名護市辺野古の新基地建設予定地に軟弱地盤が存在する問題で、これまで防衛省が実施していないとしていた水面下70メートルより深い地点の地盤の強度試験について、同省の委託業者が土質が軟弱であることを示す調査結果を2018年にまとめていたことが分か
札幌冬季五輪、日本勢がスキージャンプでメダル独占1972(昭和47)年 札幌冬季五輪スキージャンプ70メートル級で、笠谷幸生が日本の冬季五輪史上初の金メダルに輝く。金野昭次が銀メダル、青地清二が銅メダルを獲得し、「日の丸飛行隊」がメダルを独占した
名護市安和の琉球セメント桟橋出入り口前で5日午前、辺野古新基地建設に反対する市民ら約50人がトラックによる土砂搬入に抗議した。 市民たちは反対の意思を示すプラカードを掲げながら民謡などを交え声を上げた。カヌーチームは船による搬出作業に抗議す
名護市辺野古の新基地建設は米国の国家歴史保存法(NHPA)に違反するとして、日米の環境団体などが米国防総省に建設中止を求めた「沖縄ジュゴン訴訟」の控訴審が3日(日本時間4日未明)、米国第9巡回裁判所で結審する。初の実質審理となったサンフランシス
沖縄県の玉城デニー知事は31日の定例記者会見で、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大について「まずは(県内への)観光客や観光事業者の健康と安全を守ることを第一に考えたい」と述べた。また、中国からの旅行キャンセルなど県内経済への影響の把握に
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で、沖縄防衛局は30日午前、海上工事と埋め立てに使用する土砂の搬入を続けた。「K8」護岸にある土砂を積んだダンプカーが、埋め立て区域内に土砂を運び込む様子が海上から確認
【東京】沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡って、防衛省が警備費に約1700億円を見積もっていることが28日までに分かった。総工費として示している9300億円の約18%に相当する。辺野古の埋め立て現場や土砂採取地周辺で続く抗議行動に対応するため、試算が
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局は28日午前、同市安和の琉球セメント桟橋で埋め立て土砂を運搬船に積み込む作業を進めた。 作業は午前7時すぎから始まり、桟橋前では市民ら約30人がプラカードやのぼ
米軍普天間飛行場の危険性を放置する無責任な答弁というほかない。 安倍晋三首相の施政方針演説などに対する衆参代表質問が22〜24日まで行われた。 普天間の危険性除去について「辺野古移設に向け、着実に工事を進めることこそが、普天間の一日も早い全面
アメリカ大統領選挙が行われた2016年以降、沖縄の地元紙2紙である沖縄タイムスと琉球新報は、インターネット上のデマ・フェイクを沖縄の若者が信じている記事で指摘してきた。しかし、筆者が調査したところ、沖縄県知事選の投開票日の2018年9月3
“教授“こと坂本龍一の動向を追うライター・編集者の吉村栄一による「教授動静」。第19回は、12月から1月初旬までの日本滞在のレポートをお届けする。教授、日本へ12月下旬から1月初旬までの、教授の(毎年恒例の)ハードでタイトな日本滞在が終った。ざっ
【東京】安倍晋三首相は22日の衆院本会議で、名護市辺野古の新基地建設に関し、「日米同盟の抑止力の維持、普天間飛行場の危険性の除去を考え合わせた時、辺野古移設が唯一の解決策」と工事を進める考えを強調した。沖縄防衛局が昨年12月に工費約9300億円・
新基地建設に向けた作業が進む名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では23日午前、最大で市民ら約150人が「違法工事をやめろ」と抗議の声を上げた。 全国の地方議員ら有志でつくる「自治体議員立憲ネットワーク」のメンバー22人も座り込みの抗議
稲作が盛んな名護市羽地の水田は今、約500万本のコスモスでピンク色に染まっている。今週末には「はねじコスモスフェスティバル」が開催される▼コスモスは米の緑肥になるため、二期作が終わる11月ごろに種をまき、1月中旬〜下旬にかけて満開になる。2010年
【東京】安倍晋三首相は22日の衆院代表質問で、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設について「唯一の解決策」だと改めて強調した。普天間飛行場の返還期日が2030年代にずれ込むことが確実となっているが、首相は「着実に工事を進めて
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は22日、埋め立てに用いる土砂の搬入作業を続けた。 辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では、福島県退職女性教職員あけぼの会のメンバー35人を含む約90
玉城デニー知事は21日、20日に開会した通常国会衆参本会議の施政方針演説で、安倍晋三首相が沖縄の基地負担軽減に取り組むとした一方、米軍普天間飛行場の返還と、政府方針の名護市辺野古への移設には触れなかったことについて「沖縄の思いが伝わっていない
【東京】安倍晋三首相は20日に開会した通常国会の衆参本会議で施政方針演説した。沖縄の基地負担軽減に取り組むとしたが、米軍普天間飛行場の返還と、政府方針の名護市辺野古への移設には触れなかった。第2次安倍政権後、首相の施政方針演説は8度目で、普天
通常国会が20日召集され、安倍晋三首相が施政方針演説をした。 安倍首相は「2020年代前半の海兵隊のグアム移転に向け、施設整備などの取り組みを進める。抑止力を維持しながら、沖縄の基地負担軽減に、一つ一つ結果を出していく」と述べた。 12年12月の第
安倍晋三首相は20日午後に国会で行った施政方針演説で、沖縄の基地負担軽減に取り組む姿勢を示したものの、2014年以降の同演説に盛り込んできた米軍普天間飛行場の移設先である「辺野古」の文言が消え、言及しなかった。日米で合意されている「普天間」飛行
1960年の日米安全保障条約改定から60年がたつ。沖縄にとっては安全保障の名の下で基地被害にさらされてきた60年だ。県外の米軍基地は縮小された一方、沖縄への基地集中の割合は高まった。安倍政権は「反対」の民意を押し切って米軍普天間飛行場の名護市辺野
沖縄県選挙管理委員会は17日、任期満了に伴う県議選(定数48)について5月29日告示、6月7日投開票とする日程を決定した。県議会は現在、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する玉城デニー知事を支持する勢力が多数を占めており、引き続