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2020年11月27日22:29

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ドゥーチュィムニー「新作「命(ぬち)かじり〜森口豁 沖縄と生きる〜」ほか沖縄映画を一気に練馬で観る」

 10月末から11月8日(日)にかけて、東京・練馬で「ねりま沖縄映画祭2020 わたしの沖縄 あなたの沖縄」が開催される。多彩に上映される沖縄映画の内容と、トークイベントに登場する監督や出演者の作品関係者、ゲストの顔ぶれを紹介する。上映会場は、練馬区生涯学習センターホール、武蔵大学江古田キャンパス、練馬区役所地下多目的会議室。



上映されるのは、10を超える沖縄映画。沖縄戦で動員された女子学徒隊を追った「ひめゆり」「ふじ学徒隊」、丹念な取材で得られた事実に基づく発見からドラマ・映画化に至り注目された「返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す」、ジャーナリスト・森口豁(かつ)の沖縄再訪を追った「命(ぬち)かじり〜森口豁 沖縄と生きる〜」など、骨太のドキュメンタリー、貴重な映像記録が並ぶ。2020年の新作映画「命(ぬち)かじり〜森口豁 沖縄と生きる〜」は、新聞報道を機に早くも注目を集めている。

チケットは大人前売1,000円/当日券1,200円、18歳以下・ハンデのある方/800円、3枚つづりチケット/2,700円。会場の状況により、当日券の販売を行わない場合もある。前売券購入は、メール(nerimaeigasai@yahoo.co.jp)、FAX(020-4663-6528)、Face book(https://www.facebook.com/nerimaokinawaeigasai/)で予約。チケットぴあでも購入可能(Pコード/551260)だ。

■上映日時と作品を紹介!

■10月29日(木)「ひめゆり」
「ひめゆり」(10月29日[木]昼1:00、夜6:30 生涯学習センターホール)。昼1:00からの1回目上映後トークには、砂川浩慶立教大学教授が登場する。

太平洋戦争末期の沖縄で、看護活動に従事した10代後半の女学生たちによる“ひめゆり学徒隊”。生存者たちの証言から、その真実を追うドキュメンタリー。柴田昌平監督。2007年製作。激戦を極めた戦争末期。住民を巻き込んだ地上戦が展開された沖縄で、看護活動のため戦場に動員されたのがひめゆり学徒隊だ。80歳を超え生存する女生徒22人の証言から、当時の悲惨な状況を浮き彫りにする。

沖縄では、女学生たちも戦場に駆りだされ、看護活動に従事した末、その多くが命を落とした。終戦の日とされる8月15日が過ぎても戦い続ける兵隊がおり、ひめゆり学徒の生存者の中にも8月下旬まで地下壕を転々とした学生がいた。これまで映画やドラマで繰り返し描かれてきたひめゆり学徒隊。13年間にわたって記録された生存者22人の貴重な証言から、少女たちが負わされた過酷な運命が浮かび上がる。

ひめゆり学徒隊生存者の方々の意向で、テレビ放映やビデオ・DVD販売がされない作品。上映は貴重。

■10月31日(土)「返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す」
「返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す」(10月31日[土]朝10:30 武蔵大学江古田キャンパス1号館地下1002教室)。上映後トークに、朝日新聞・諸永裕司記者が登場する。

沖縄返還交渉の最前線にいた実在の外交官・千葉一夫の姿を通して、知られざる沖縄返還の裏面史を伝える骨太の社会派エンターテインメント映画。2017年にNHKで放送したドラマに新たな映像を加えた再編集劇場版。

戦後、アメリカの統治下にあった沖縄は、米軍がベトナム戦争へ出撃する拠点となっていた。その上、核兵器まで配備されていた。沖縄の返還交渉が始まった1960年代。戦時中に海軍の通信士官をしていた千葉一夫(井浦新)は、外交官としてアメリカに沖縄の返還を求める最前線に立ち、沖縄から核兵器を撤去させ、ベトナム戦争の出撃拠点としないよう、外交交渉を重ねる。何度も沖縄に足を運び、人々の苦悩に真摯に耳を傾ける千葉。壁にぶち当たり挫折しかける千葉を、妻・惠子(戸田菜穂)は支える。

「鬼の千葉なくして沖縄返還なし」と称された伝説の外交官・千葉一夫の信念とは? 沖縄返還に東奔西走した外務官僚の活躍・苦悩を今によみがえらせる。監督は柳川強。ナレーションを仲代達矢が務める。2018年製作。

■10月31日(土)「命(ぬち)かじり〜森口豁 沖縄と生きる〜」
「命(ぬち)かじり〜森口豁 沖縄と生きる〜」(10月31日[土]昼2:30 武蔵大学江古田キャンパス1号館地下1002教室)。上映後トークに映画が追ったジャーナリスト・森口豁(かつ)氏と、同作の永田浩三監督が登場する。

沖縄を見つめ、命の限り問い続けるジャーナリスト・森口豁の沖縄再訪を追ったドキュメンタリー。NHKで「クローズアップ現代」や「NHKスペシャル」を手掛けた永田浩三武蔵大学教授が監督した。

1956年、高校生の時にのちにウルトラマンシリーズの脚本を手掛けた金城哲夫(高校の1年後輩)が、「一緒に沖縄に行きませんか」と森口豁を誘った。森口と沖縄との運命的な出会いである。本土出身者として初めて琉球新報の記者となり、その後、日本テレビディレクターとして沖縄をテーマにした多くのドキュメンタリーを制作した。

日の丸を引き下ろした知花昌一、国会議事堂にバイクで激突した上原安隆、本土復帰運動の若きリーダー・内間安男、自らを「在日沖縄人」と称した彫刻家の金城実、辺野古新基地建設に抗う山城博治…。彼らの人生が森口のいのちと深く重なり合う。

「命(ぬち)かじり」とは、いのちの限りという意味。音楽・ナレーションを、沖縄を歌うおおたか静流が担当する。

■11月1日(日)「オキナワへいこう」
「オキナワへいこう」(11月1日[日]夜6:30 練馬区役所地下多目的会議室)。上映後トークは大西暢夫監督が登場する。

写真家でドキュメンタリー作家でもある大西暢夫が、精神科病棟に長期入院する患者たちの沖縄旅行を追った2019年製作のドキュメンタリー。

大阪府堺市にある浅香山病院の精神科病棟には、何十年と長期入院している患者がたくさん暮らしている。患者の一人、益田敏子さんが「生涯のうちに一度でいいから、沖縄に行ってみたい」という夢を語ったことをきっかけに、有志の看護師たちがその夢を実現させようと動き出した。

他の患者に参加を募ると、4人の男性患者が名乗りを上げた。だが、旅行計画が具体化し始めると、言い出した益田さんの気持ちが揺れ動く。男性患者4人のうち3人は同じ主治医で、その主治医からの許可が下りなかった。結局、益田さんは一時外泊、山中信也さんは旅行をきっかけに10年の入院生活に終止符を打つという形で、3泊4日の沖縄旅行が実現した。旅が無事に終わると、益田さんは病院に戻り、山中さんは再入院した。益田さんの表情は明るく、話も弾むようになった。一方、山中さんにはある転機が訪れる。

■11月3日(火)「サルサとチャンプルー Cuba/Okinawa」
「サルサとチャンプルー Cuba/Okinawa」(11月3日[火・祝]昼2:00 生涯学習センターホール)。上映後トークは、同作の構成・撮影を担当した鈴木敏明氏が登場する。

20世紀前半に、沖縄からキューバへと渡った日系移民1世とその末裔(まつえい)を追ったドキュメンタリー。現地での彼らの受難の歴史をインタビューなどから解き明かす。また、歴史の中で生まれた新しい文化にもスポットを当てる。2007年製作。

2000年にキューバの離島を訪れた映画評論家の波多野哲朗は、日系移民2世の上間一家と出会った。その島には約80年前に日本から移民した人々の末裔が数多く暮らしていた。日系家族の家にホームステイし、話を聞くうちに、波多野は彼らの受難の歴史を知るように。1920年代から1930年代にかけて、日本政府の移民政策により、沖縄をはじめ日本各地から多くの人々がキューバへと移住した。彼らを待ち受けていたのは、差別や大戦中の強制収容といった過酷な現実だった。

監督は、わずか2人となった移民1世や現地で生まれ育った日系人を取材し、日系キューバ人の受難の歴史を明らかにする。

■11月3日(火)「ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄」
「ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄」(11月3日[火・祝]昼5:30 生涯学習センターホール)。上映後トークに葛山喜久監督が登場する。

日本を代表する芸術家・岡本太郎(1911-1996年)の二度に渡る沖縄への旅を振り返るドキュメンタリー。「日本人とは何か?」「自分自身とは?」と問い続けた芸術家・岡本太郎は、その答えを求めて1959年と1966年に沖縄を訪れた。岡本太郎は「沖縄とは、私にとって一つの恋のようなものだった」と語るほど、全身、全存在をこの対象にぶつけた。そしてある結論を導き出す。

「沖縄の中にこそ、失われた日本がある」「沖縄で初めて、私は自分自身を発見した」とも語った岡本太郎。自ら沖縄へ溶け込み、そして自分自身と出逢った。

監督は、雑誌編集者や大学職員を経て、ドキュメンタリー映画の企画・製作を行なっている葛山喜久。「岡本太郎の沖縄」は、今の私たちに何を投げ掛け、今の私たちとどうつながるのか? それを確かめに行くドキュメンタリー映画だ。

■11月7日(土)「神々の深き欲望」
「神々の深き欲望」(11月7日[土]昼4:30 練馬区役所地下多目的会議室)。上映後トークは、沖縄映画研究者の世良利和氏が登場する。

今村昌平監督が、神話的伝統を受け継いで生活する閉鎖的な南の一孤島を舞台に、人々の信仰心、醜い欲望、神への恐れと冒涜(ぼうとく)、因襲との闘い、近代化との闘いを描いた衝撃的問題作。1968年の作品。

現代文明と隔絶している南の島。二十数年前、島は四昼夜にわたる暴風に襲われ津波にみまわれた。嵐が過ぎ去ると、根吉の作っている神田に真っ赤な巨岩が出現していた。神への畏敬と深い信仰を持つ島人たちは、この凶事の原因を詮議した。そして、島の神事を司る根吉が妹ウマと淫らな関係にあるためだと彼らを罰する。そんな中、東京から製糖会社の技師が水利工事の事前調査に島を訪れた。しかし、調査はことごとく島民の妨害に遭ってしまう。

■11月8日(日)「野村岳也監督追悼特集」
「野村岳也監督追悼特集」(11月8日[日]夜6:45 生涯学習センターホール)。追悼ショートムービーに「ふじ学徒隊」「イザイホウ」を上映。上映後トークは、すかがわ国際短編映画祭東京実行委員の山名泉氏が登場する。

「ふじ学徒隊」
沖縄戦で「ふじ学徒隊」として看護活動に動員された女生徒たちの姿を記録したドキュメンタリー。沖縄戦には女子学徒隊10校およそ500人が動員された。激戦の本島南部では、ほとんどの学徒隊が半数近くの戦死者を出したが、わずか3名の戦死者にとどまったのがふじ学徒隊だ。

太平洋戦争末期、旧那覇市のまん中にあった仏教系の私立学校・積徳高等女学校の生徒たちは、一度も憧れのセーラー服を着ることなく、ふじ学徒隊となった。彼女たちは死に瀕する傷病兵の看護に当たりながら、迫りくる死とその誘惑にいかに打ち勝ち、生き残ることができたのか。70年近くたって語られた、元学徒の女性たちの色あせない記憶、亡き友への痛恨の思いは胸に生々しく迫る。2012年製作。

「イザイホウ」
沖縄・南城市の“神の島”久高島の神事「イザイホウ」1966年の記録映像。久高島は古くから神の島として知られ、年間30もの神事が暮らしに組み込まれ、島人によって厳粛に受け継がれている。12年に一度、午年に行われる島最大の神事がイザイホウ。30歳から41歳の、島で生まれ、島に生きる女性が神になる神事は、4日間の本祭を中心に、一カ月余の時をかけて行われていた。

ドラマチックな構成で、歌や踊りの原点ともいうべき内容を有し、学問上でも価値の高かった神事は、1978年を最後に消滅した。
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