日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の延長をめぐって、大きく揺らいだ東アジアにおける日米韓の安全保障の枠組み。そんな情勢を虎視眈々と見つめているのが、北の大国・ロシアだ。
ロシアについて、「世の中が乱れだすと、途端にロシアという国は輝きを放つ」と語るのは、軍事評論家で、東京大学先端科学技術研究センター特任助教の小泉悠氏だ。今年、『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版)でサントリー学芸賞を受賞した気鋭のロシア専門家だ。
米中の貿易戦争は過激化し、北朝鮮はハイペースでミサイル実験を繰り返す。そんな混沌とした東アジアを、プーチン大統領のロシアはどのように捉えているのか。小泉氏に聞いた。
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