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2019年12月27日22:29

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ドゥーチュィムニー「「悪魔」「クビ」辺野古沖の警備員、上司からパワハラ 適応障害や急性胃炎で休職」

 名護市辺野古沖の海上警備を受注するセントラル警備保障(CSP、東京)の警備員が、パワハラを受けたとして、上司に慰謝料200万円の支払いを求めていることが16日までに分かった。警備員は「お前、悪魔だよ」などと言われた後、病院で適応障害などの診断を受けた。上司側は発言を認めた上で、「事実関係を調査中」としている。

 警備員と沖縄事業部ナンバー2である上司は昨年12月、沖縄市内で開かれた同僚の結婚披露宴に出席。警備員によると、上司が泡盛のグラスを渡し、「一気で飲まなければ(来年)3月でクビだからな」と強要したため、録音を始めた。

 録音には、上司による以下の発言が記録されている。「お前が一番の悪」「あなたは3月末で終わり。はい、お疲れさまでした」「俺は警察出身。あなたはただの(契約社員)」「訴えるんだったら訴えて。俺は表に立つから」「裁判でも労基署でもいいよ。うちは1部上場の会社だから顧問弁護士もいる」「やっぱ沖縄だから時給2千円って言ったらいくらでも来んのよ」

 警備員によると、同僚に仕事のやり方を注意したことはあったという。「ただ、悪魔と言われるようなことは全くしていない。片方の言い分だけを聞いてクビにするのはどうかしている」と批判。「会社も見て見ぬふりをしていて許せない。ウチナーンチュをばかにしている」と語った。

 警備員は適応障害や急性胃炎の診断を受けた。結局雇い止めにはならず、4月以降も契約は更新されたが、睡眠が取れないなど体調不良が続き現在は休職している。(編集委員・阿部岳)
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