名護市辺野古の新基地建設に伴い、市安和の琉球セメント桟橋付近では27日午前、埋め立て用の土砂がダンプカーによって次々と運び込まれた。新基地建設に反対する市民ら約30人は「美ら海に赤土はいらない」と抗議した。
国道449号名護向けは、桟橋内へ入ろうとするダンプカーが常時10〜20台の列をなした。市民らは「運転手さん、沖縄の誇りまで売ってはいけない」「仕事はヨンナーヨンナー(ゆっくり)で」と声を上げた。
また、午前8時過ぎから運搬船への土砂の積み込みも始まった。ダンプカー約100台分の土砂を積んで出港する運搬船を阻止しようと、市民らはカヌー10艇とボート1艇で抗議したが、午前10時すぎ、海上保安官に拘束された。運搬船は10時30分に出港し、新たな船が桟橋に接岸して土砂の積み込み作業が進んだ。
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