【東京】河野太郎防衛相は18日のグループインタビューで、名護市辺野古の新基地建設でいまだ総工費が示されていない現状を問われ「県の協力をいただいて合理的に工事ができる方法がとれればコストを下げられる可能性はある」と述べ、建設に反対する県に対し工事の協力を改めて求めた。
河野氏は、適正な公共事業の在り方などを検討する行政改革担当相などの経験がある。税を投入しながら公費が不明な同工事の認識を問われたが、「工事が中断したり、やり方を変えなければいけないこともあった」と釈明した。
また、近く沖縄県を訪問する考えを示し、「(知事の)玉城さんとはいろんな会合でご一緒した。よく知った中なので率直に意見交換したい」とした。政府関係者によると、訪問時期は10月4日にも開かれる臨時国会の開会前を見据え調整中という。
17日に伊江島で米軍が訓練に使う大型の救助用ゴムボートが本部港内への搬入が阻止された件では「訓練を嘉手納でなく伊江島で、と要請を受けて外務大臣当時、米側に要請した。それを受けて米側がやってくれたが、こういう結果になると次から交渉がやりづらくなる」と不満を口にした。
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