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2019年10月21日22:05

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ドゥーチュィムニー「「何とか逃げ切った…」高良氏の演説に頭を抱える選対幹部 安保破棄発言に衝撃走る」

 「何とか逃げ切った。反省の残る選挙戦だ」。21日に投開票された参院選。投票箱が閉まった午後8時に当選確実となった高良鉄美氏(65)だが、選対幹部は厳しい表情を崩さなかった。

「女は政治は無理」「台所に帰れ」沖縄で出回った怪文書ポスターの謎

 6月15日に浦添市内で開いた総決起大会。高良氏の演説を聞いた選対関係者は、会場内で頭を抱えた。

 前日にスタッフが8時間かけて作った3500字の原稿は壇上の高良氏の手元にあった。憲法、米軍による事件・事故、消費増税、経済振興。高良氏は「オール沖縄」勢力の候補者として語るべき政策が盛り込まれた約15分間の演説原稿に目を落とさず、語り続けた。「島んちゅの高良(宝)です」。会場から笑いをとる姿に、選対関係者は強い危機感を覚えた。

 憲法の専門家である高良氏は35年間、琉球大学で教壇に立った。講義で学生に憲法の理念などを説き、話すことは「最大の武器」(社大党関係者)だった。だが、街頭に立つと慣れない演説で話がまとまらなかったり、重要政策に言及しない場面が頻発した。

 「日米安保条約は破棄すべきだ」。6月29日の政策発表では高良氏の発言に選対内に衝撃が走った。その後、修正したが与党関係者は「オール沖縄内の政策の不一致が露呈したと見られても仕方がない」と不用意発言に不満を漏らした。

 ただ、昨年の知事選で再び強まった「オール沖縄」の風は確実に高良氏の背を押した。高良氏擁立の過程で一時は反発した糸数慶子参院議員も高良氏を全力で支援。公示後には玉城デニー知事が頻繁に街頭に立ち「オール沖縄」勢力候補であることをアピールした。

 結果は安里氏に約6万3千票の大差。「オール沖縄」勢力は昨年の知事選以降、那覇、豊見城両市長選、衆院3区補選からの5連勝となった。玉城氏は「辺野古新基地建設に反対した高良氏を県民が後押しした結果だ」と手放しで喜んだ。だが、選対幹部は「予想より票差が縮まった。投票率がさらに下がれば、追いつかれていたかもしれない」と振り返る。

 さらに、勝利ムードに浸る高良氏に与党関係者は「これからが正念場だ」とくぎを刺す。辺野古では土砂埋め立てが続き、安倍政権は数の力で憲法改定を進める。「どう辺野古の工事を止め、改憲を阻止するのか。結果を出さなければ、オール沖縄の風は急速に弱まる」(参院選取材班・大野亨恭、仲村時宇ラ)
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