ドゥーチュィムニー「玉城デニー知事「許されない」　辺野古「K8護岸」からの土砂陸揚げ　防衛局を行政指導へ」

　11日、沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り沖縄防衛局が「K8」護岸から埋め立て土砂の陸揚げを開始したことを受け、玉城デニー知事は県庁で会見を開き「当初の（護岸の）計画にない係船機能を勝手に追加し、環境への影響を顧みない作業の強行は暴挙で許されない」と工事の違法性を強調した。同日中に工事の中止を求める行政指導文書を防衛局に発出する予定。

　県の埋め立て承認撤回は国土交通相が取り消しを裁決したが、県は総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」に審査を申し出ていると指摘。裁決の法的な判断は示されていないとした上で「政府が違法な工事を継続するのは到底看過できない」と主張した。

　辺野古反対の民意は知事選や県民投票で示されたと強調し「県民の付託を受けた知事として、ぶれることなく新基地建設に反対する民意に全身全霊で応える」と述べた。