岩屋毅防衛相は4日、シャナハン米国防長官代行と防衛省で会談し、「新たな戦場」とされるサイバー空間や宇宙といった新領域での協力を加速させる方針で一致した。ロシアや中国などの台頭が念頭にある。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に関しては着実に進めるとした。
会談後、岩屋氏は新領域について「現在の安全保障環境の中で決定的な重要性を持つ分野だ」と記者団に強調した。
岩屋、シャナハン両氏はサイバー分野のセキュリティー確保が重要だとの認識を共有した。米国が安全保障上の脅威とする中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の問題が背景にあるとみられる。
ログインしてコメントを確認・投稿する