沖縄県名護市辺野古の新基地建設は米文化財保護法(NHPA)に違反するとして、日米の自然保護団体などが米国防総省に同法を順守するまでの工事停止を求めた「沖縄ジュゴン訴訟」の差し戻し審で、米サンフランシスコの連邦地裁は2日(現地時間)、訴えを棄却した。
判決理由で同地裁のエドワード・チェン裁判長は、ジュゴンの与える影響について「国防総省は日本政府との協議や専門家らの見解を反映させた報告書を作成した」と指摘。「日本政府も環境影響評価を実施し、地元関係者との協議をした」などと国防総省側の主張を受け入れ、同法402条に違反しないと判示した。
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