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2018年09月18日21:45

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ドゥーチュィムニー「政府・国民に突き付けた怒りと、沖縄の未来 翁長知事「新基地造らせない」」

 「美しい辺野古を埋め立てる理由はない」。名護市辺野古の新基地建設阻止に向け、埋め立て承認の「撤回」を表明した沖縄県の翁長雄志知事は、万全ではない体調から声を振り絞るように語った。「撤回」を明言してから約1年4カ月。会見では、三十数年の政治人生を振り返りながら「今後もあらゆる手法を駆使して新基地は造らせない」と改めて強調。アジアや日本の中で沖縄のあるべき姿を説き、新基地建設を強行する政府や容認する国民に「怒り」を突き付けた。

 多くの報道陣で室温も上がる会見の場に、痩せた体を隠すかのような長袖シャツを着け、外反母趾(ぼし)のためというぎこちない歩き方で現れた翁長知事。

 報道陣のマイク15本が並ぶ中、撤回表明前に触れたのは県民投票条例の署名活動で約7万7千筆が集まったこと。「多くの県民が署名を行った重みに、しっかり向き合ってもらいたい」と話すと、シャッター音が響いた。

 撤回に関する会見は約30分。事前に用意された聴聞手続きに関するコメントは淡々と読み上げたが、質疑応答では撤回のタイミングや理由について、身ぶり手ぶりを交えて「ダイナミック」という言葉を4度も使った。朝鮮半島の緊張緩和に向けた動き、日本とアジアの懸け橋になれる沖縄の未来について持論を展開。

 かすれた声は次第に大きくなり、辺野古の現状や承認取り消し、国と対峙(たいじ)した裁判、オール沖縄の意味合いなどを挙げ「一つ一つ吟味し、総合的に判断した結果」と強調した。

 新基地建設を強行する政府の姿勢を「とんでもない固さ」「本当に傍若無人な工事状況」と表現。「(政府の姿勢に)国民が違和感なく、沖縄に造るのが当たり前だと思っていることに憤りを持っている」とまくし立てた。

 「撤回」は新基地阻止の最後のカードか―。会見終盤に本土メディアから問われた知事は、こう締めくくった。「今の日本の動きではアジアから閉め出される。撤回以外にも(止める)要素はある」と述べ、国内政治や国際情勢の変化により、工事を止められる可能性はあるとの考えを示した。
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