防衛省沖縄防衛局は11日、米軍北部訓練場(沖縄県東村など)返還の条件となっているヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に向け、資材や機材の搬入作業を行った。同日早朝、重機などを載せたトレーラーが訓練場の正面ゲートから入った。
沖縄県の翁長雄志知事は県庁で記者団に対し、「不意打ち的だ」と非難。10日の参院選で米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する野党統一候補が勝利したことにも触れ、「基地問題に理解を示す姿勢が全く見られない。政府の県民を欺く行為は不信感を深めるだけだ」と反発した。
ログインしてコメントを確認・投稿する