ラッケルバード達から逃げ、森の中卵を割らぬよう移動する。
卵に水膜をかけているがサートリは細かい魔量調節が苦手なので割らないかハラハラしてしまう。
「ちょっと休憩しよう」
ドラッヘはサートリに言い石に腰掛けた。
五キロの卵を持って移動するのは流石に二人ともそれぞれ疲れる。
「水、飲む?」
「うん、飲みたい」
サートリの問いにドラッヘは返答した。サートリの指先に水が現れふよふよと宙を浮く。
それを口に運ぶと液体になり喉の渇きが癒された。
2人は頷きあうとそれぞれの役目にまわり村まで森の中を突き進んだ・・・
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