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2019年11月17日01:42

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死ぬまで拘束…日本人が知らない「乳牛の残酷生涯」

死ぬまで拘束…日本人が知らない「乳牛の残酷生涯」
11/16(土) 11:01配信 現代ビジネス
ある乳牛の生涯
 チーズ、ヨーグルト、牛乳――それらの原料を作っている乳牛たちの生涯を知っているだろうか。
ある農場にいた乳牛のアカネ(仮称)が今年死亡したので、その生涯を紹介したい。

 アカネは10年前に生まれ、2ヵ月後に、殺されるまで過ごすことになる酪農場に売られてきた。

 その農場で彼女は短いロープで拘束された。硬いコンクリートに薄い不潔なマットが敷いてある床の上で、長い時間ただ立ち尽くし、同じ場所に寝そべり、何度も寝返りをうち、また立つ、ということをずっと繰り返す。

 後ろに下がるとそこには糞尿を流す側溝があり、足を取られる。前には木の棒があって餌を食べるために頭を出すのがやっと。横にも木の棒があって、隣の牛が居て、ほとんど身動きは取れない。

 彼女の足は、硬い床の上で次第に摩耗し、関節部分の毛が禿げ、切り傷ができ、血が出て、肉が見えるようになった。

 そこを時折カラスが突く。傷口に糞が入り、細菌に感染し、ハエがたかり、痛みが強くなり、次第に細胞が壊死し、その傷口はぽっかりと穴のようになる。

 傷口の大きさは直径18cm。その関節の上に、700キログラムの体重をかけて寝起きしなくてはらないため、アカネはほとんどの時間を立って過ごしていた。

 穴の空いた関節をかばっているうちに、もう一方の足にも炎症が起き、昨年になって同じように穴が開いた。それでも、治療は行われず、お乳を搾り取られ続けた。

 アカネはほぼ毎年人工授精させられ、何度も子供を生んだけど、ただの一度も、子供をなめたことも、子供にお乳を飲ませたことも、触れ合ったこともない。

 そして、生まれてから9年8ヵ月後、50キロ離れた屠殺場に送られ、肉のために屠殺された。9年6ヵ月間、同じ場所に立ち続け、同じ場所で眠り続け、乳を搾り取られ続けた。それがあかねの生涯だ。

 アカネの牛乳を、8年間あなたが飲み、そして、アカネの肉を、今年、あなたが食べたかもしれない。


牛はどのように暮らしているのか
 本来、牛は穏やかな動物だ。

 自然界では15〜20頭の群れで暮らし、群れの中でも特に仲の良い親友ができ、その絆は、お互いを舐め合って毛づくろいを行うことで強くなる。親友と引き離されるとストレスを感じ、知らない牛の間に入れられると緊張し心拍数が上がる。

 毎日45キログラムの草を食べ、115リットルの水を飲み、1日の8時間を反芻をしながら過ごし、大量の唾液と、人間164人分の糞を作り出す。現在では年間8,000リットル、多ければ20,000リットルものお乳を出すように品種改変されてしまった乳牛だが、本来は年間1,000リットル程度しかお乳を出さない。

 メスの子牛は一生を母牛とともに過ごし、オスの子牛は約1年後に群れを離れてオスの独身集団に加わる。母牛に次の子どもが生まれても、親子の関係や仲間同士の関係は継続する。しかし酪農場で親子関係は継続しない。

 牛は記憶力もいい。愛する仲間が死ぬと涙を流すし、我が子を奪われれば、そのことをずっと覚えている。

 ある牛がはじめて出産した時の話。例にもれずその牛も出産してすぐに子供を奪われた。するとその牛は、世話をしていた労働者の目を見て、「お願い、私の子供を連れてきて」と言わんばかりに泣き続けた。3日目に泣き止んだ時、牛はその人の目を二度と見てくれなくなったと言う。

 自然界では子牛は1日5〜7回に渡ってお乳を飲むが、酪農場では搾乳は1日2回程度に簡略化、初乳以外は全て人間が飲む牛乳になる。

 出産しなければお乳は出ないのだから、乳牛は出産を繰り返させられる。出産の約2ヶ月後に人工授精され、次の子供を妊娠する。その間もずっと牛乳を人間のために搾られ続け、出産から10ヵ月後に搾乳が終わる。2ヵ月ほど搾乳されない期間があってから、また出産する。

 乳牛たちはこの妊娠出産搾乳のサイクルを何度も繰り返し、多くの場合は5歳程度で肉用に屠殺される。アカネのように10歳、13歳などまで搾乳を続けられるケースもあるが、長く生きれば良いというものではない。

 日本では72.9%の酪農場が牛を24時間ずっと短い鎖やロープ、スタンチョンで拘束して飼育している。45.5%の酪農場は、搾乳されない2ヵ月間を含めて牛をつなぎっぱなしにする。アカネのように。24時間365日、死ぬまで拘束される気持ちというのは想像を絶する。

 生まれてから大人になるまでの期間は拘束せずに飼育する農家もあるが、全てではない。中には生まれて殺されるまでの期間、まともに歩いたこともないという牛すらいるのだ。そのむごい選択をする酪農場が24.2%もある。あなただったら耐えられるだろうか、歩いたことがないという人生。

「つなぎ飼い」とは
 畜産業の中でも酪農はとても大変な部類だ。とくにつなぎ飼いの場合、糞を毎日何度も取り去らなければあっという間に糞がたまり、きれいにし続けようと思えば絶えず労働し続けなくてはならない。

 牛を自由にさせて飼育するフリーバーンや放牧のほうが労働コストの削減になることが研究で明らかになっている。この労働面の改善のために、農林水産省の資料でも放牧酪農を勧めている。

 アニマルウェルフェア畜産というのは、動物に自由を与えることで動物自身の習性や免疫力を"利用"する畜産だ。

 どの動物でも、自分たちで健康を保つ方法を本能で知っている。牛は餌を与えられるよりも餌を自分で探して刈り取るほうを選ぶが、その餌を探す行動によって運動量を維持することができる。仲間と毛づくろいをしたり、太陽に当たることで心身ともにケアされる。

 つなぎ飼いには他にも様々なデメリットがある。

 1. 跛行(痛みのため足を引きずる状態)になるリスクが高まる。たとえ繋がれていても毎日放牧場出られる時間があれば、リスクは軽減することが証明されている。

 2. 関節に炎症ができるリスクも高まる。冒頭のアカネの例がそれだ。彼女ほどひどくなくても多くの農場で炎症がある様子が見られる。遠くからみても目立たないが、近づくとよくわかる。

 3. 糞尿によって不衛生になる確率がフリーバーンよりも高いこともわかっている。アニマルライツセンターが把握している農場でも、つなぎ飼いされる牛のほうが汚れており、体や尻尾に糞尿がこびりついてカチカチになってしまっていることが多く、フリーバーンや放牧の方が牛の体がきれいだと感じる。

 4. 不衛生になると、牛乳に含まれる菌や体細胞の数も増える。体細胞が多いというのは体内に細菌感染や炎症が多いということを意味する。

 5. フリーストールと比べて乳房炎になる確率も上がるし、またケトーシスという病気の発症率も高い。

 6. 牛自身の自由が奪われ、運動ができず、立ったり座ったり横たわったりするのも制限を受ける。

 7. 牛は自分で全身隅々まで掻く事ができる動物だが、つなぎ飼いではかなり制限される。汚れたり、痒みが収まらなかったりする。痒みはしばしば痛みよりも動物にストレスを与える。

 8. 社会的な行動が全て制限され、仲間同士の触れ合いもなく、毛づくろいをし合うこともなく、また支配的な牛が隣に繋がれていればそこから逃げ出すこともできない。
環境になんの刺激もなく、突発的な出来事に対応するのが難しくなる。

 9. つなぎ牛舎の多くは古く、昔の牛の大きさに合わせて設計されており、一頭あたりの面積が小さすぎることがある。そのため一部の牛は後ろ足を糞尿を落とす側溝に突っ込んでしまったり、ギリギリのところに無理やり立っているような姿すら見られる農家もある。

 10. 牛の背中の上には「カウトレーナー」という電流が流れる鉄の棒が設置されていることもある。糞を所定の一に落とさせるために痛みで動きを制限しようというものだが、これがあると牛は毛づくろいや体を掻いたりする動きがさらに制限され、自然な行動、例えば発情の行動を表す能力をも奪う。

 つなぎ飼いはいわゆる旧式の酪農方法で、欧米では徐々になくなりつつあり、禁止されている国もある。

 デンマークでは1980年代には85%の牛が繋ぎ飼いされていたが、2020年までに禁止される。スウェーデン、スイス、オーストリアは一定期間以上、屋外で放牧させなくてはならない。英国も繋がれた牛は最低1日1回は繋ぎから解放されなくてはならないという規制がある。つなぎ飼いから牛を解放するために、EUは助成金を出している。

動物を利用する人の責任
 つなぎ飼いの農家の中でも、冒頭に紹介したアカネのいた農場よりももっと丁寧に扱っているという農家はたくさんあるだろう。

 たしかに敷き藁を毎日何十センチとこんもり敷いてもらえる農家(私たちはそのような農家は本州では見聞きしたことがないが)と、薄いゴムマットだけの農家では雲泥の差がある。

 しかし、自由を奪い四六時中拘束するというただそれだけで、アニマルウェルフェアを尊重していないことになってしまうのは、これは科学的に証明されたことであり、世界が向かう流れなのだ。

 もちろんフリーバーンや放牧も、もちろんケアの方法によってはひどい問題も起こるし、完璧ではない。完璧な畜産なんてありえない。屠畜されるときに恐怖を感じない動物はいないのだから。

 でも、ベターな畜産は存在する。そしてそのアニマルウェルフェアのレベルは日に日に上がっていっている。社会はどんどん良くなっていくものだし、その改善が畜産動物にも及ぶのは当然のことだ。

 そして、世界動物保健機関(OIE)が定義しているように、「動物の利用には、現実的な範囲で最大限その動物のウェルフェアを確保する倫理的責任が伴っている」のだから。

 私たち消費者にもその倫理的責任がかかっている。商品を選びお金を払うということは、その商品が作られる過程での動物の扱い方を応援するということだ。

牛乳はどう選んだら良いのか
 牛にやさしい牛乳を買うことは実は日本では難しい。アニマルライツセンターが全国のスーパーマーケット270店舗の調査を行ったところ、放牧された牛の牛乳はたった8.9%のスーパーにしか売られていなかった。

 牛乳パックに放牧の絵が書いてあっても、それは放牧飼育ではない。ブランド牛乳であっても、飼育方法には言及していないことがほとんどだ。

 それでも、消費者の力は大きい。どうか、飼育方法を明記していない牛乳や乳製品を避けてほしい。

 そもそも牛乳は牛の赤ちゃんが成長するために飲む物であって、人間の、しかも大人が飲むためにはつくられていない。

 乳製品を少量にして、別のミルクを利用するという選択もできる。豆乳やアーモンドミルクの売り場は広がっているし、今や56.7%のスーパーに豆乳ヨーグルトが売られている時代だ。

 動物は健康を維持するためには運動も大地も太陽の光も、自由も必要だ。それが家畜と呼ばれる動物であっても同じことなのだ。

 どうかそれを忘れないで、毎日の買い物をしてほしい。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191116-00068222-gendaibiz-life&p=4
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