昔の私は自分にも他人にも厳しい感じだった
自分が嫌いだった
他人が嫌いだった
大人からよくルミちゃんは器量悪いからせめて勉強しなさい、嫁にいけないんだから、迷惑かけないようにと言われ育った
母親からは離れて歩け、恥ずかしいんだから
よく言われた
私は美人ではない。可愛い訳でもない。
ただ、他人からせめて汚い、臭い、しつこい、うざい、と思われないように努力した。バカは他人に迷惑な存在だから勉強した。
努力した人生だが最初の結婚はその努力が仇となった。
せっかく医者と結婚したんだから流れに身を任せ甘えたら良かったのに無駄な正義感やら責任感やら使命感にとらわれ私は私の居場所が分からなくなった
一人息子がまた、私が産んだ子供なのに優秀過ぎて宇宙人を育ててる感じだった。前の旦那さんは医者なだけにそんな息子が理解できるらしく私は孤独だった。
なんで私と結婚したんだろ、私の何がいんだろ
前の旦那さんはルミの存在、とワケわからないことで誤魔化したが(笑)
今の旦那様は分かりやすい。
依存心が強く頼られるのを嫌悪する人。
女だからって弱いふりすんじゃねーよ
(°Д°)みたいな。
うちの旦那様は180超えの身長にクールな顔立ちのイケメンだがラーメン食べにいくとラーメンの器が持てない。手の皮がどんだけ薄いのかわからないが熱くて持てない。
コーヒーカップすら持てない。
すぐ熱出す。
他人に酔うらしく、人混みに一時間いれない。
旦那様にあんたは私が楽だから結婚したんでしょーって言ったら
は?どこが楽なの?むしろめんどくさいけど。ルミはすぐキレるしキレどころがわかんねー。ルミがキレたら俺マジで死ぬんじゃね?とか毎度毎度キョーフだわ
(°Д°)
じゃー、なんで結婚したんじゃー、と旦那様にきいたら、ルミの存在、ときた。
またか。
私は存在を否定されてきたから私の存在価値も存在理由もわからない。
ただ、私は一生愛されず結婚できず孤独に死ぬと思ってた。
人生の後半にさしかかりわかったことは親や親戚の言ったことは嘘っぱちだわ。ただ私を否定したいだけだったんだ。ブスでチビでバカでデブな私が疎ましいだけだったんだ。
二回結婚したわ。
今思えばどちらの結婚も私には勿体ないくらいの経験させてくれた。
怒涛のような最初の結婚、平和で穏やかな今の結婚
ちゃんと愛された。
我が人生、あっぱれなり。
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