このマンガは、「手塚治虫」に憧れながらもそれを隠し・対抗心を燃やす「追従者」である漫画家の半生を描いている。
60歳以上の手塚ファンなら ほとんど知っているエピソードが、経時的に語られていくのだが、主人公の思考や行動が極端過ぎで 突飛すぎて、くどい。 慣れればワンパターンなので苦にならなくはなってくる。
一番驚いたのは、1960年代に発表された「バンパイヤ」が、読者に人気がなくて評判が芳しくなかったと書かれていたことだ。 私は 面白く読んでいた。次号が待ち遠しくて、一週間が長かった。 特に「岩根山ルリ子」が、気に入っていて、彼女が終幕近くで射殺されたときは悲しかった。
本当に人気が無かったのだろうか。
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