遂に来年から院長先生の診察が【予約制】になる。
つっても、午前か午後かって時間帯分けるだけで。
今日だるくてだるくて、ベッドでウダウダしてたらおかんが先に行って診察券入れに行ってくれた。
スッピンにグロスだけ塗って行って、(YUKIちゃんが昔のはてたわで “スッピンに赤いグロスだけで勝負できる顔になりたい”みたいな事を写真付きで書いてて、すっごいカッコよかったけど、自分でやるとただの手抜きである……)
着いて3時間で名前呼ばれて、
先にお母さんが診察されてて、家の掃除がしんどい……みたいな事言ってた。
私の番になって、
「先生、私ね、中学 高校の頃から、現実が嫌で、妄想って言うか、薄いフィルターみたいなのを現実に膜みたいに張ってて、そのままずっと生きてきたんだ。最近それに気がついた。」
「それに気がつくのって凄い事やねんで。病気の人は、その事に気がつかへんねん。現実を現実と見れる感性が出てきたという事はすごいことやで。去年から池田先生は『来年からの3年間を黄金の3年にしよう』って言うてるんや。あんたの病気が治って行く黄金の3年間になるなあ(ニッコリ)。」
「私、一生この病気治らないと思っててん。」
「絶対焦ったらあかんで。治っていくねんで 良かったなあ。」
「黄金の??何????」
「黄金の3年」
「ありがとうございます。それと、このバンドの作詞読んで欲しいんですけど……お前性懲りも無くまたバンドか
って思うかもだけど、またバンドなんですけど、すいません。。。」
と、言って某バンドの歌詞を見せる。
「62点。」
と言われるwww
「これ、原曲持ってきたら、うっわあーって軽蔑されると思って、歌詞だけ持ってきてん(笑)。」
全部お見通しと言わんばかりに微笑む先生。
診察が終わって、私が、今までSHOやんと哲さんの詞ばかり気に入って、(YUKIちゃんも好きですけど)他の邦楽に殆ど見向きもしなかったのは、病気故の視野の狭さと、感性のピッタリくるような邦楽がBY-SEXUALとZIGZOとnil以外になかってんなあ(哲さんて病気でもないのに、凄いよね、人格障害だとは思うけど) ってしみじみ思った。
自分の将来や現実性を、具体的に考えられなくて、付き合ったり婚活したり を伸ばし伸ばしにして、(創作だけはやってる) 夢に耽って、現実というものを避けて避けて、生きてるふりはしてても、『現実を楽しんでない』という点で、健常者と決定的に違うのはそこなんだなあって気がついた。
今からでも、二次元やライブに行く以外でも現実を楽しむって方法、あるのだろうか?
今日 高山先生は、RYOくんの作詞より、私の書いた詩を丁寧に読んでくれてた。
それだけのことだったけど『受容される』という事に凄く歓びを見出してる自分がいたのであった。
終。
ログインしてコメントを確認・投稿する