働く母親の6割「職場・家族に罪悪感ある」

働く母親の6割「職場・家族に罪悪感ある」
ダイバーシティ
2019/11/24 2:00日本経済新聞　電子版

働きながら育児をしている母親の6割が罪悪感を持っていることが、WOMANウェルネスプロジェクト（東京・港）が実施した「働く母1000人実態調査」でわかった。職場や家族に対して罪悪感を「よく感じる」人が19%、「たまに感じる」人が44%だった。

罪悪感の内容で最も多かったのが、「（職場に対して）急に休んだり早退したりせざるを得ないこと」で78%を占めた。「（子どもに対して）育児に十分な時間を取れないこと」が2番目に多かった。

罪悪感だけでなく、仕事をしながら子育てをする現状につらさを感じることがある人は全体の7割に達した。特に多かったのが「日々の時間のなさ」だった。

働く母は仕事と子育ての板挟みになっているようだ。時間に余裕がないために自身が不調でも休めないことが、つらさにもつながっている。働く母の活躍が進む一方、メンタルの不調は周りからは見えにくい。家庭や職場でのサポートがより一層重要になりそうだ。