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日記一覧

小説・限無幻夢 (時間旅行 17)「でも・・この世に同じ人間が二人いるのっておかしくない?過去でわたし達が別な個体として現れたらどうなるかしら?「「別にどうってこと無いよ。若い時、鹿児島大学前の喫茶店で働いていたんだけど、その時にね、学生た

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小説・限無幻夢 (時間旅行 16)「時間旅行して来たなんて、正直まだ夢を見ている感じだけど・・」 俺は話題を変えた。犯した過ちを取り換えることは出来ない。理沙が俺とメグの孫であろうとなかろうとそんなことは関係無いのだ。俺はメグと時間旅行をし

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小説・限無幻夢 (時間旅行 15) 走馬灯のように記憶が駆け抜ける時、人は死の縁を歩いていると言う。ひょっとしたら俺は死ぬのか?突飛な思いが走った。溺れて死にかけたことがある。鹿児島の店で働いていた頃の記憶だ。あの時は、一度にいろんなことを

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小説・限無幻夢 (時間旅行 14) 俺が子供の時、思い出すのも恥ずかしいくらいに貧しかった。島に暮すほとんどの者が貧しく、食うや食わずの生活をしていたから、自分の家の貧しさが気にならないでいたのだが、電気も引けず懐中電灯も無く、昼間遊び過ぎ

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小説・限無幻夢 (時間旅行 13)「お爺ちゃんの記憶の中に千代子さんなんていなかった・・」 理沙が自分のミスを悔やんでいる。メグは何も考えられないようだ。ただ愕いて思考が停止している。「俺も忘れていた・・と言うより封印してたのかな?千代子と

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今日は小説を・・
2016年05月21日20:18

 書くには書いたのですが、どこかおかしい(笑)何度も見返したのですがその度に文章がおかしくなります(笑)で、諦めました。明日にしようと(笑)気分が乗らない時に無理するといけませんよねと自己弁護(笑) そうそう今日は日南市の油津で初めての「油

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小説・限無幻夢 (時間旅行 12)「アパートに住んでるん?」 先に気づいて声をかけて来たのは千代子だった。帰りはラッシュからちょっとずれていて、席へ座ることは出来なかったがわりとゆったりとしていた。流れる夜景を窓越しに観ていた俺に千代子が近

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小説・限無幻夢 (時間旅行 11) 理沙は俺とメグを見て微笑んだ。そして言う。「過去が無ければ今は無いってこと。お爺ちゃんとメグ叔母ちゃんが結ばれて無ければ、わたしの母が生まれなかったし、わたしも生まれなかった・・」「そう言うけどさ。現実と

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小説・限無幻夢 (時間旅行 10)「記憶の中に戻ると言うけどさ、俺には過去の自分なのか今の自分なのか区別がつかなかった。それなのにもうひと昔前へワープしたり、こっちへ戻って来たり・・10年前20年前に生きている俺はどうなっているんだろう?何

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小説はさぼりです(汗)
2016年05月17日08:59

 天気の変化が早かったせいでしょうか、この2〜3日、なんとなく情緒不安定と言うか行動予定が定まらずオロオロしてました(笑) って言うか、たんにユーチューブを見て遊んでただけなんですけどね(笑) 今日もなんとなくオロオロ中。日記さぼって撮影に

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小説・限無幻夢 (時間旅行 9) 眼の前で裸のまま棒立ちしている女は多分40歳を超えているはずだ。少なくは無い男性経験もあるのだろう。太っただけでは無い成熟した女の丸みにあふれ、触れればすぐに反応しそうにエロ気が隠れている。ここに触れてと叫

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小説・限無幻夢 (時間旅行 8) 千絵と再会した夜、俺は早く店を閉めた。千絵が駅前のホテルに部屋を取っており都城で1泊すると言うし、大学の卒業記念はヌードを撮って欲しいと頼まれていたのだが、忘れたふりをして撮らなかったのだ。「太ったし、おば

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小説・限無幻夢 (時間旅行 7)「3年も付き合ったなら千絵さんとは恋人どうしってこと?」 理沙はメグが取り残されていることなどまったく気にしていない。俺と千絵との関係をもっと知りたいようだ。3年も付き合ったのだからそれなりにエピソードはある

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小説・限無幻夢 (時間旅行 6) 千絵は教育学部の学生だった。中学の音楽教師になりたいと言っていた。店で顔見知りになっていたのだが、たまたま深夜撮影をしている時に俺を見かけ声をかけて来た。犬の散歩中だと言う。 俺は子供公園のブランコの前にい

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小説・限無幻夢 (時間旅行 5) 人は偶然によって生かされるものかも知れない。自分を含め人の心に巣くう悪意や狡さを嫌って、俺は極力人との交わりを避けて来た。我慢の限界に来るとすぐに転職し、関係を切り捨てて来た。なんとなく始めた写真を趣味に、

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小説・限無幻夢 (時間旅行 4)「どうだった?初めての時間旅行・・」 理沙の言葉ではっきりと覚醒した。そうだ。俺はメグと一緒に過去へ戻る訓練をしていたのだ。ゲンムゲンム・・と唱えながら精神を集中し、意識が虹の光彩になるのを待ってワープする。

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小説・限無幻夢 (時間旅行 3) 眼を凝らした。ステージで歌っている黒人の女性歌手、V字に切れ込んだドレスからはみ出しそうな胸の膨らみについ眼がいったのだが、はっきりと形を見せているおっぱいの先に、ドレスの上からもわかるような乳頭の膨らみあ

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小説・限無幻夢 (時間旅行 2)「二人で何をしてたの?」 ドアが開かないので真奈美は何度もドアを引いた。メグが来ているのは駐車場に止まっている車でわかっているようだ。ガチャガチャと音を立て何度もドアを押したり曳いたりさせて鍵を開けたメグを睨

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小説・限無幻夢 (時間旅行 1) 身体が揺れている。いや、ぐちゃぐちゃに揉まれている。全身に走る激痛、引っ張られ反発し歪む肉体。何も見えない。闇のトンネルだ。どうやらトンネル自体が痙攣をおこしているらしい。周期的に収縮したり休んだりを繰り返

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小説・限無幻夢 (今日と言う昨日 13)「ゴキブリはわたしも食べたことが無いけど・・」 微笑みながら理沙がメグと俺の会話に割り込んで来る。「わたしが言った特異な遺伝子ってことは、タンパク質だけでなく、血にも関係してるってことなのよ。タンパク

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小説・限無幻夢 (今日と言う昨日 12)「どんな血液だと思う?」 メグの問いで咄嗟に思いついたことを俺はしゃべった。「ひょっとしてゴキブリとか?」「やぁね。何でゴキブリ?」「ブラックホールの中をワープするんだぜ。小さくて・・身体を鎧で覆った

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小説・限無幻夢 (今日と言う昨日 11) 俺は新聞をあまり読まない。政治や事件に関心が無いからだ。社会がどう動こうが自分には関係無いと思って過ごして来た。生きる意味を見出そうと努力はしたのだが自分なんていてもいなくても良い存在であり、出来る

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 フォトアルバムにアップしましたがとりあえずバラを撮影(笑)だけど、あれですね。花の撮影は条件が厳しいですね。風が強いと揺れるのでピントが合わせられないし、構図も思ったようになりません。天気が良すぎても駄目なようです。こんな悪条件は上手な人

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小説・限無幻夢 (今日と言う昨日 10)「悪い悪い・・そう言う顔するな・・」「マスターはって言うか、男の人って変な進化をしたものね」 進化論などしゃべってもしょうがないとメグが思っている。そんな事より、どこで出会い、どんな結婚をし、なぜブラ

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小説・限無幻夢 (今日と言う昨日 9) そう言えばと俺は思った。もう書いた人が誰だったかは覚えていないが、若い時何度も繰り返し読んだ本に「生きがいの夜明け」と言うのがあった。経済学者が価値論として書いたもので、人が何度も生まれ変わるとしたら

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小説・限無幻夢 (今日と言う昨日 8)「冗談はともかく」とメグが話しを続けた。「重い物の周りでは光や空間が歪むと言うのが相対性理論らしいわね。空間を曲げるほどのブラックホールはどうして出来ると思う?」 そうなのだ。過去へ戻ると言うことは空間

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 フォトアルバムにアップしましたが午前中に生駒高原へ行って見ました。連休にポピーがが見頃だろうと聞いていたのです。満開ですね。見事にGWに照準を合わせて咲かせたようです。 生駒高原はずっと昔コスモスを見に言った時以来。ポピーも植えているとは

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