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2020年10月27日20:31

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妄想小説 暁烏 97

ワイングラス小説 暁烏 97ワイングラス
 洋子たちのチームは食事を終えた順に席を立ち、俺達の席を確保してくれた。本来はセルフのようだが、気を利かせたのか食器を返しに行ったついでに俺達の分の食事を運んでくれた。
「すみません、ちょっとお話ししたいのですが・・」
 席を立ちかけた洋子が俺に声をかけて来た。
「ひょっとしたらボスのお名前、赤崎さんて言いませんか?」
「そうですよ。実は僕もひょっとしたらって思ってたのだけど、あなたのお母さん、真理さんって言いません?」
 お互い同じことが気になっていたことが解り、笑ってしまった。咲さんとマスターが怪訝そうにしている。
「息子がアメリカに留学してるって言いましたよね。洋子さんはアメリカで息子の面倒を見てくれてた真理さんのお嬢様なのです」
「義信さんからお父様のことはよく聞いていました。都城でコーヒー屋さんをしているって聞いていたので、お店に行って見たのですけどね」
 また同時発声。顔を見合わせて笑うしかない。結局、俺は食事をすませてから洋子さんとデートすることになった。デートと言ってもプレハブの作業員宿舎の一角にある談笑室であったが・・
 大急ぎで食事を済ませ談笑室へ行くと、洋子さんはパソコンに向かっていた。画面を見ると義信がいる。テレビ電話だと洋子さんは言い、俺を席につける。久しぶりに見る義信は随分大人びている。しゃべりたいことはたくさんあるのだが、言葉が出ない。義信も同じようだ。女房とはごく自然に会話したのに、どうしてだろう。そう思ったせいだろうか?
「昼にお母さんに会ったよ。お母さん、学校を辞め、今は日南市で塾の先生をしているらしい」
 なぜか女房の近況が口を出た。義信は母親に反発して家を出たいと言い、アメリカへ行ったのだから禁句だったかも知れない。義之の顔に怒りが浮かぶ。(続く)

コーヒークウネル日記コーヒー
 今日は小説さぼりと、思っていたのですが、なんとか書けました。思い付きで書き継いでいるので、h無しの繋がりがどうしてもできないことがあります。計画性のないクウネルらしい進行(笑)
 今朝は霧になりました。で、朝焼けは無理。散歩をしばらくしていないので、今日くらいは頑張ろうと思っていたのですけどね。ラッキーと配達が終るとひと眠り(笑)
 9時過ぎに目覚めて、新聞を見たら、山之口の道の駅ギャラリーで水墨画の展示をしていると載ってました。水墨画を見て、ついでに青井岳の紅葉の下見をと思い、シャワーを浴びてすぐに出発。水墨画なんて見てもわからないのですけどね(笑)
 青井岳の紅葉は、早い木の枝先が少し色づいて来ています。来週末辺りから撮れそうです。でもせっかくだからたっぷり散歩をしようと、カメラ片手にずいぶん歩きました。実際はそれほど色づいていないのですが、ホワイトバランスを日陰にして赤みを出し、露出を−7にしていかにも紅葉らしく(笑)写真は嘘をつきます(笑)


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