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2020年10月26日19:02

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妄想小説 暁烏 96

ワイングラス小説 暁烏 96ワイングラス
 夕食は地下食堂でと、俺はマスターや咲さんと一緒に降りたのだが、先に食事をしている集団の中にひとりだけ若い女性がいた。同じ作業服のおじさんや若者など、年齢のバラバラな集団。皆活気があり、何が面白いのか大声で談笑している。長い髪を無造作に束ねた若い女性が集団の長みたいだ。日焼けした顔が、どこかフィリピン系に見える。
 俺が驚いたのは、その女性が、義信を受け入れたアメリカの真理さんに良く似ていたからだ。真理さんと会ったのは一度だけだが、顔は良く覚えている。永く外国暮らしをすると、日本女性はフィリピン女性みたいな顔になるのかと、妙な納得をした記憶がある。
 真理さんは、社交ダンス競技を楽しむ一方で、バイオリンを習ったり、大学で心理学を受講したりと、忙しい毎日を送っていた。俺は店のホームページに、趣味の社交ダンスで見聞きしたエッセーもどきの短文を書いていて、たまたまページを覗いた真理さんが掲示板にコメントを残したことからメル友になったのだった。
 作業服で談笑している若い女性は、年齢からしてもちろん真理さんではない。良く見ると、真理さんで無いことはすぐに解った。
「あ、紹介しておいた方がいいわよね」
 咲さんがそう言い、俺をその集団へ案内する。
「洋子さん、紹介するわ。わたしたちのボス、赤崎さん」
 洋子と呼ばれた女性が振り返り、俺を認めて立ち上がる。それにならって他の作業員たちも立ち上がった。
「ボスって呼び名はどうも・・マファイアみたいですね」
 無意識に応じた俺の言葉に、皆が笑った。
「それじゃ日本式に親分って呼びましょうか?」
 洋子が笑いながら言い、握手を求める。
「用心してくださいよ。僕は女性が握手してくるとそのまま抱き占めるかも知れませんよ」
「それはやばい・・」
 そう言って洋子の両脇にいたおじさんがふたりが洋子を守るように身構える。そういう冗談は日常的な事のようで、対面した席にいた若者が急いで洋子の背後に付く。
「俊君たちは何?わたしを守るなら竹さん達の前に出なきゃぁ」
「いえ、わたしたちはどさくさに紛れて、洋子さんが倒れて来た時におっぱいに触ろうかと・・」
 皆が笑う。洋子を中心に気さくで仲間意識の強いチームが出来ているようだ。(続く)

コーヒークウネル日記コーヒー
 寒くなるとさぼり癖が付きますね。風邪で寝込んでいる間に見ていなかった韓ドラを観てしまうと時間を忘れ、すっかりテレビ爺さんです。いけない爺さんです。でも、イマイチ気力がわかないのです。紅葉が始まるとあちこち撮影したくなるのでしょうが・・
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年10月28日 11:01
    ユキオさんの体調不良が私にうつりまして、ここ2,3日倒れていました。
    負の連鎖です。
    おっぱいの妄想も見られませんでした。(笑)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年10月28日 16:31
    > mixiユーザー ハート達(複数ハート)
     ユキオさんは元気過ぎます(笑)

mixiユーザー

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