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2020年09月05日17:07

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妄想小説 暁烏 55

ビール 暁烏 55
何があるかわからないから人生は面白い。久美子さんはその気で、俺の身体も反応しかけているのに電話着信。今度は戸高さんだ。
「マスター?今どこ?」
「アパート。1時間ほど前に帰って来た」
「今から行くわ。後で三島さんも来るって・・」
「おいおい・・車止めるとこないぜ」
「だいじょうぶよ。マスターんとこのセブンのオーナー、わたしの叔父なの。三島さんにもセブンに車停めてって言ったから」
 久美子さんに戸高さんと三島さんが来ると伝えたら久美子さんが慌てた。三島さんが嫌いで顔を合わせたく無いと言う。まだ俺の店があった頃、三島さんは久美子さんをモデルに口説いていた。その時、久美子さんは断っていたのだが、俺の知らない所で承諾したのかも知れない。そして何かあったのかも知れない。そう感じさせる久美子さんの慌てぶりだった。
「退院するなら教えてよ。迎えに行ったのに・・」
 久美子さんが帰ってしばらく後に戸高さんが来た。
「住所しか言ってないのに、よくここがわかったね」
「セブンのオーナーが親戚だって言ったでしょう。あのアパートだってすぐにわかったわよ。美佳ちゃんが送ってくれたの?」
「いや、美佳ちゃんの知り合いの喫茶店のマスターとお孫さん」
「まさかこんなに早く退院だなんて・・身体中包帯だらけだったのよ。美佳ちゃんも10日くらいは入院かもって言ってたのよ」
「どうやら俺は宇宙人らしい。医者もびっくりしてたよ」
「また馬鹿なこと言って・・ひょっとしてまたUFOが現れた?」
 俺がUFOを見たことは常連のほとんどに話したが、誰一人信じてくれなかった。同じように、俺が宇宙人だと言っても信じる者はいない。俺流の冗談だと思っているのだ。
 ドアがノックされ三島さんも顔を出した。日南市のアマチュアカメラマンだが、カメラ雑誌のコンテストなどで入賞・入選を何度もしているベテランだ。家業である酒屋は奥さんに任せ、趣味であるはずの写真に没頭している。
 俺は、たまたま日南市でコスプレイベントが開かれることを新聞で見、コスプレの意味も解らぬまま、何かのイベントなら、何か撮るものがあるだろうと参加して三島さんと知り合った。(続く)

コーヒークウネル日記
 台風前でパーチクリンになっています。小説の書きだめがないので、せめて今日のぶんだけでもと、頑張っていたのですが、何を勘違いしたのか昨日の分を懸命に訂正。さぁアップするぞと思ったら「あれ?」でした(汗)55話を一応書いていたようです(笑)
 それにしても、台風10号。嵐の前の静けさでしょうか?瞬間最大風速80メートルなどと、怖いニュースばかり流れているのに、予報と違って雨も降らずです。台風前だから洗濯して、宮カメへ行ってと、忙しいふりをしてきました(笑)風の強い中の配達、原チャリを少しでも重くした方が風に吹き飛ばされないかと、ガソリンを満タンにしておいた方が良いと判断。そのついでに宮カメへ顔を出し、スーパーでパンでも買って置こうかと・・
 ヒトはたいてい同じような行動をするものですね。開店早々にスーパーへ行ったのにメチャ人が多く、パンは売り切れ、レジ渋滞。パンが無ければ朝食も米にするしかなく、米を買いました。でも台風で停電したり水が出なかったりしたらアウト。やっぱりパーチクリンです。
 新聞配達は「たぶん月曜は休み」と所長が言ってましたが、台風のスピードしだいです。困った台風です。月曜配達できなかったら、火曜日に2日分配達せねばなりません。バイクで運べる量に限度がありますから、結局同じコースを2回配達かなぁ・・
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