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2020年08月05日21:33

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妄想小説 暁烏 24

蟹座 暁烏 24
 10時頃、外来診察をしている医師に呼ばれた。傷の治療などは看護婦がやってくれていたのだが、看護婦が驚くほどの、信じられない速さで治っているらしい。背中や脇腹、腕など、数カ所が切られていて、そう深くはなかったがざっくりと広がる傷を縫い合わせたらしいのだが、昨晩、今朝と、みるみる傷が小さくなっているとの事だった。それが医師に報告されたのだろう。確認のために医師が呼んだようだった。
「おかしいなぁ・・」
 医師は俺を上半身裸にして考え込む。実際に触診をし、何度もカルテを見直す。背中の傷は見えなかったが、俺も見える範囲で傷を確かめようとした。今朝、咲さんの店へ行った時や、看護婦が治療に来る前は、身体中が包帯で巻かれていたので、どれだけの傷かわからなかったが、見える範囲で見た感想は入院するほどの重傷?って感じだ。昨日、救急搬送され、手術室で治療を受けたとは信じれない・・
「身体のどこかが突っ張るようなことはありませんか?痛みは?」
「特にありません」
 俺は背伸びをしたり、腹をねじったりして見た。どこにも突っ張った感が無い。痛みも無い。包帯が取れた解放感の方が強い。医師は尚も触診を繰り返し、カルテを見て考え込んでいたが
「わかりました。とりあえず、午後いくつか検査させてください。それを見た上で判断します」
「退院は?」
「まだ何とも言えません」
「出来たら明日中には退院したいのです。明後日の配達員がいないようなので・・」
「断言はできませんけど、たぶん可能だと思います」
「入院費の準備がありますから、いくら用意すれば良いのか知りたいです」
「わかりました。一応、明日の午後に退院した場合で計算するよう、事務局に伝えて置きます」
 病室へ戻ってから、俺は所長に電話すべきかどうかを迷った。入院費がいくら必要なのか?わずかしか貯金が無いのでお金を貸してもらわねばならないかも知れない。いずれにしろ、アパートに行ってもらって、貯金を下ろしてもらわねばならない。が、もし、退院できなかったらどうするか?配達員がいないと心配していた所長を安心させ、がっかりさせることになるのだ。
 迷っていると咲さんが顔を出した。(続く)

獅子座クウネル日記
 医師会病院の西側にヒマワリが咲いていると知り合いに聞き、早速行ったのですが、すでに終わっていてがっかりでした。朝飯もそこそこに朝陽を浴びるひまわりをイメージしていたのですが(笑)昨年植えられていた畑と違っていました。下見に行った時、ひょっとしたら満開だったかも・・「今年は植えなかったのか?」と、すぐに帰ったのが失敗の要因です(笑)
 ま、おかげで、期待していなかった朝焼けも見えました。雲があって、朝焼けは無理そうでしたが、太陽が昇った時、少し紅くなったのです。で、この間思いついた実験をして見ました。朝焼けを取る時など、空の明るさと、手前にの河原などの明るさが違い、空の明るさに合わせて露光すると、河原が黒くつぶれるのです。ハーフNDと言う、半分だけ暗くなるフィルターを買わねばならないのですが、もったいないし、僕のことだから使うのが面倒と、買っても使わないかも(笑)
 それで思いついたのが、厚紙かなんかで空の部分を一瞬覆い、露光時間を空の部分だけ少なくしたら、フィルターを買わなくて済むはずというもの・・幸い、撮影中に倒れた時など発見されやすいように、オレンジの派手な帽子をかぶっているので、それをレンズの前、空の部分にかぶせてみました。左の写真。なんとかなりそうな気がするのですが・・
 あ、そうそう、ついでに長田峡へ回って、見たのですが、彼岸花を見つけました指でOK
まだ盆前なのに、今年は彼岸花が早い目
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