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2020年07月29日20:44

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妄想小説風 暁烏 17

蟹座 暁烏 17
 病室へ戻ると、三島さんが待っていた。
「オオ、帰って来た帰ってきた・・どこへ行ってた?看護婦と出て行ったって言うからさ、どこかで1発やってたんか?」
「まさか、三島さんじゃあるまいに・・」
「何言ってる。こんなの見てるくせに」
 三島さんは、久美子さんと勝俣さんが持って来た雑誌を広げていた。俺がまだ開封もしていない書店名の入った袋を勝手に開けたようだ。雑誌には違いなかったが、グラビアアイドルの水着写真集が入っていたようだ。はちきれそうに豊満な胸の乳首を、小さな布切れで隠しただけの、ほぼエロ写真。
「久美子さん達が持って来たんだよ。退屈しのぎにって言ってたけど、まさかこんな写真集とは・・・」
「よだれがでるね。この女は激しいヨガリ声出すね、絶対」
 三島さんが俺の前に差しだしたページは露骨だった。プールの手すりにまたがり、股間をこすっているらしいポーズ。性的興奮の絶頂にいるかのような恍惚とした表情・・
「何でこんな写真撮るんだろうね。名の知れた写真家なのに、三島さんのエッチ写真の方が、まだ見ごたえあるよ。」
 俺は少し苛立っていた。コマーシャル写真などではおしゃれでセンスにあふれた女性写真を撮っている有名な写真家なのだ。同じ作家が撮ったとは思えない素人同然の画作り。盗撮らしい雰囲気もあり、いやらしさが強調されている。ひょっとしたらわざとそう表現したのかも知れないのだが・・
「売れんとよ。婚阿野でなきゃ・・今は素人が平気で脱ぐし、自分の彼女の裸をインスタで上げる時代だからね。マスターだってきらいじゃなかろ?これなら抜けるぜ」
 つまりはオナニー用の写真ってことか、それならアダルトビデオがあるのだからと思う。
「俺が入院したこと、誰に聞いた?わざわざ宮崎から来なくても・・」
「昨夜久美子さんに電話したら、マスターが入院したって言うし、写真集を置いて来たって言うからね」三島さんは宮崎市で活動するセミプロのカメラマンだ。本業は酒屋だが、家業はほとんど奥さんに任せ、結婚式場などと契約して前撮りや披露宴のスナップ撮影を請け負っている。
 コンテスト荒らしでもあった。県内外のコンテストに応募し、入賞して、賞金を稼いでいるので、俺も早くから名前を聞いていた。朝焼け、夕焼け、スナップ、ポートレートと、何でもこなすが、本人は女性ポートが好きなようであった。
 俺は日南市の赤レンガ館で開かれたコスプレイベントで知り合った。たまたま同じ歳であったせいか、何となくウマガ合い、気が付いたら親しくなっていた。(続く)

獅子座クウネル日記
 梅雨明けしたようですね。そして暑い(笑)朝焼けが出そうでないからなどと、散歩をさぼると、もう外出する気が無くなります。整骨院も朝のうちに行きたいと、配達終えのひと眠りをすると、もう散歩撮影をする気も無くなります。また写真が無くなりました。妄想小説に追われていて、撮影より優先しているせいもあります(笑)
 そうそう、また都城でコロナ感染者が出たようです。高鍋町のスナックで感染し、都城へ持ち帰った女性は、感染を拡大する恐れなしと判断され、閉館された公共施設の開館が決まったばかりでしたが・・宮崎県は新たにコロナ20人。合計で94人の感染者。どんどん増えています。どうなる日本目
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