小説風妄想　暁烏　１３

　暁烏　１３
「あれ〜っ・・マスターだったの？」
　夜の検温にやって来た看護婦に驚いた。メグとつるんで顔を出してた常連のひとり、美佳である。
「この病院だったの？」
「そうよ。救急搬送の新患がいるって申し送りがあったんだけど、まさかマスターとは・・」
「言っていい？」
「何？美佳ちゃん、いつ見ても美人だって？」
「ちゃうちゃう・・久しぶりに見ると・・老けたねぇ・・」
「あはは、またそんな意地悪を」
「意地悪じゃないよ。正直な感想・・」
「わかった、わかった・・検温するからズボン脱いで」
「おいおい・どこで検温するつもり？」
「タマタマを持ち上げるのよ。それが最新式」
「あほか、風俗病院じゃあるまいに」
「ロケットを触ると脈も計れるし、わたしはテクニシャンだからね。ふたこすりで月まで飛んで行くわよ」
　美佳は相変わらずだ。下ネタが好きなのか、得意なのか、幼い顔に似合わぬどぎつい言葉を吐く。馬鹿みたいなことを言うくせに頭は良いのだろう、大川社長などが調子に乗ってエロ話しをすると、うまくはぐらかして別な話題に持って行く。俺は、美佳を台風娘とあだ名をつけ、「黙っていたら美人なんだから、あまりしゃべるな」と、いつも注意していた。
「あ、そうだ。タバコ持ってるだろ？1本くれ」
「敷地内禁煙よ。我慢しなさい」
「美佳ちゃんは吸ってるんだろ？」
「勤務中は我慢してるわよ。禁煙ガムでね」
　そう言って美佳はポケットからガムを出した。本来禁煙するためのガムだが、美佳は一時しのぎとして用いているようだ。
「明日は10時に大部屋へ移動。午後はちょっと時間が取れそうだから、タバコの吸える場所へ案内してやるわよ。勤務が1時までだから、それまで待ってね」
　検温をし、排尿の回数などを聞き、美佳は病室を去った。（続く）

クウネル日記
　なんとか妄想を続けています（笑）今日は待ちに待った歯の治療の日。宮崎県内のコロナ感染者が３日連続で見つかり、マスクをしないで出歩くのが気が引けます。特に病院など、待合室に密状態になりますので、マスクをしない僕も、病院やスーパーなどへはマスク着用することにしました。都城第１号は恥ずかしいので（笑）
　歯科院の後、整骨院へと予定していたのですが、間に合わず、結局先日ハッチョウトンボを撮らせてくださった所長へ、お礼のためプリントしたものを届けに伺いました。喜んでもらえたので良かったです。
　で、ついでに早水公園を散歩（笑）、もう夏休みなのかな？虫取り網を持った子供連れの若い夫婦が何組か来ていました。そうそう、蝉の声を聞かないと思っていたのですが、ようやく鳴きだしています。蝉の抜け殻も見つけました。雨の後なので、キノコもあちこちに・・なかなか思った場所に無いのですが、一応探すクウネル（笑）おかげでやぶ蚊に刺されました（汗）