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2020年07月19日19:43

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小説風妄想 暁烏 7

蟹座 暁烏 7
 拘束された時の痛み、持ち上げられた時の眩暈。激しい嘔吐感と同時に俺は意識を失った。誰かに呼ばれているような感じて意識が戻った時、眼の前に知らない女性の顔があった。顔はすぐに男の顔に変り、眼にライトを当てられたり、脈を取られたりした。
 次第に意識が戻り、俺は彼らが医師と看護婦であることと、自分が病室にいることを理解した。死と隣り合わせの病気はしたことが無いが、骨折やら盲腸やらで、何度か入院したことがある。部屋の雰囲気や白衣の男の処置で、自分が麻酔から覚めたばかりであることは容易に想像できる。医師は看護婦にいくつか指示を出し、すぐに病室を出る。入れ違いに、戸高さんと見知らぬ2人の男が入って来た。
「どうしたのよマスター・・急に店からいなくなるし・・心配してたのよ」
「どうしたのって、俺が聞きたいよ。俺は何でここにいる?」
 俺は戸高さんよりも二人の男が気になった。目つきが鋭い。40代と思える男と、30ちょい過ぎの二人の男。戸高さんを押しのけるようにして俺に近付く。
「都城署の者です」
 手帳らしきものをチラリと見せた。警察手帳らしいが、良く見えなかった。
「太郎坊町でコーヒー店をやっていた赤崎真一さんで間違いありませんね」
「店をやっていたのは何年か前ですが、赤崎です・・何があったのですか?僕はどうしてここへ・・」
 起き上がろうとして、俺は呻いた。激しい頭痛。腕や足にも痛みがある。
「あ、どうぞそのままに・・ちょっと状況確認をするだけですから・・」
「状況確認って・・僕の方が知りたいです。ココは病院ですよね?」
 俺が刑事らしい男に問うと、その後ろから戸高さんが応えた。
「マスターは沖水川の河川敷で、血だらけになって意識を失っていたらしいの・・救急車で運ばれて、手術を終えたばかり・・身元がわからなかったらしいけど、マスターの携帯にわたしの電話番号があってね。びっくりしたわよ・・」
「通報を受けて、わたしたちが臨場しました。事故、事件の両面から捜査中です。身元がわからなかったので、ジャンバーのポケットにあったあなたの携帯を見せてもらいました。で、愛人として登録されていた戸高さんに連絡して、身元を特定したと言うわけです」
 事件と言われてもピンと来ない。俺は何処で何をしていたのだろう?(続く)

獅子座クウネル日記
 久々に雨の無い配達でした。いつもより20分ほど早く配達終了。でも、曇ってて朝焼けは無理そうだし、体調もいまいちだったので、散歩さぼり。明るくなってから早水公園へと思っていたのですが、朝食取ったら眠くなってひと眠り・・
 昼前に目覚めると、腫れていましたが、暑いので外出する気を無くし(笑)昼飯を作ってテレビ(汗)食べると眠くなって今度は昼寝(笑)
 驚きました。いつの間にか雨になっていて雷までドカン。結局ダラダラとテレビを見て一日終了。ほんと怠け者です。
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