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2020年07月17日20:36

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小説風妄想 暁烏 5

蟹座 暁烏 5
「僕が動揺しているのは貴女のせいでもあるんですよ」
 無意識に飛び出る俺の言葉。これは犯罪者の発想だ。悪いのは自分では無く、自分を受け入れない社会や相手が悪いのだと決めつける自己救済の心理。ほとんどの人間は、親や学校の教育で他人への思いやりや、自己欲求をある程度抑えないと社会に適応できないと理解し、コントロールする術を学んでいるので、犯罪を起こす手前で踏みとどまり、理性と言う名の妥協で自己抑制するのだが・・
「あら?どうして?わたし‥何か悪い事した?」
「美し過ぎるんですよ。70年も生き、趣味を写真にしているし、50年近く客商売をしてきたので、たくさんの人を見、観察をしてきたけど、貴女のように美しい女性を見たのは初めてです」
「あはは、すごい褒めよう・・でも嬉しい・・」
 天女を俺は見たことが無いが、文章に表すなら「天女のような」と、誰もが表現するに違いない。俺は眩しく輝く女性に、率直に応えた。痩せすぎでもなく太ってもいない引き締まった身体。スラリと伸びた脚。俺が追い求めている理想の体型。
「ただひとつの難点は髪が短いってことですね。貴女の髪が肩にかかるぐらいまであったら、貴女の顔はもっとセクシーだと思います。唇や眼、顔のパーツがセクシーなのに、それを活かしていないからマイナス20点」
「あらぁ〜100点では無いのね」
「そう簡単に100点は出しませんよ。意外と厳しいのです」
「フ〜ン・なるほどな。褒めたりけなしたりしながら口説くわけか・・」
 川向こうの梢にいた爺さんカラスが割り込んで来た。いつのまにか、俺とシラサギのすぐ横でたばこを咥えている。
「何で邪魔するんだよ。もう少し知らん顔してろよ」
 俺はわざと怒った声を上げた。ついさっき初めてあった爺さん。俺が地獄にいることを教えた爺さん。まだ親しくなる関係では無いはずだが、年代が近いせいか、ずいぶん昔からの知り合いに思える。(続く)

獅子座クウネル日記
 今朝は配達中雨で、配達が終る頃から雨が上がりそうな気配に。昼頃には晴れ間が見れたりしました。今日は歯の治療が始まると思ったのですが、型取りをしただけで、次は1週間後と言われました(汗)
 その足で、逆まつ毛を抜くため眼科へ。すべての患者がマスクをし、マスクをしていないのはクウネルだけだったので、小さくなっていたのですが、「全員マスク着用」と、マスクを買わされました(笑)生まれて初めてマスクをしたかも(笑)
 午後は頭痛薬などをもらうため、ペインクリニックへ。気が向いたら早水公園か神柱公園でチャチャッと、写真を撮れるようにカメラを車に積んでいたため、とりあえず神柱公園へ。花もあまりなく、しょうがないから雀をパチリ(笑)
 早水公園でキノコを撮った方がおもしろいかもと、車に戻ったときに、ちょうど入って来た車のライトがチカチカ・・「誰?俺の知り合い?」と、車から誰が降りるかと待っていたら、あちこちの撮影地で顔を合わせるビデオ撮影で広告などを請け負うフリーのカメラマンさんでした。気さくな方で、いろいろアドバイスをして下さる方です。以前は行く先々で偶然顔を合わせていたのですが、最近はまったく会えず、半年ぶりくらいの再会。
「おまえの写真、ピントが甘いぞ」と、指摘して下さり、カメラの構え方などをレクチャー(笑)日南の坂本棚田のヒマワリや、志和地のヒマワリ畑もそろそろ終わりと言う情報も。爺さんふたりで、3時間もおしゃべり。クウネルの珍しい一日(笑)

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