mixiユーザー(id:57559642)

2020年01月16日20:49

50 view

妄想小説 俺が恋した女

            八重垣京子とメグ 15

「何なのこの部屋・・風呂が丸見えじゃない」
 2階へ上がる俺の後ろに付いて来たメグが驚いた声を上げた。当然だろう。細く狭い急な階段を上がると、正面に風呂場があるのだが、お湯の跳ね返りや溢れたことを想定して、低い壁はあるものの、風呂場は全面ガラスで仕切ってある。
 閉鎖恐怖症気味の俺は設計士に話して、2階を開放的に造るよう頼んだ。設計士は、頭を抱えながらも、風呂場と居住空間をじょうずに区分していた。風呂場の外側は、観音開きのシャッターが付いているだけだ。台風が来た時などはシャッターを綴じるが、通常俺はシャッターを閉じない。2階なので泥棒も入れないからと、ガラス窓さえ付けていない。風呂場から見えるのは田んぼと、遠くにある集落の民家。風とともに、畜産農家らしい臭いが入る。もちろん、風呂場と居住空間はガラスで仕切ってあるので湿気は入りこまない。脱衣場は無く、居住スペースから風呂場へは裸のまま廊下へ出るしかない。風呂場の手前を右に曲がればすぐに居住スペースだ。
「脱衣所なんて無いぜ。バスタオル出して置くから、俺は下にいるよ」
「マスターベッドも置いてないの?」
「無い」
「エッチできないじゃない」
「ラブホじゃ無いんだから・・」
「マスター、ここで寝てるんでしょ?布団は?」
「布団も無い。寝袋を持ってるよ。店で寝たり車で寝たりも出来るからそれでじゅうぶ獅子座ん」
「それにしても・・なぁ〜んも無い部屋・・男性って、エロ本を隠したり雑誌のヌードグラビアを壁に貼ったりするもんじゃないの?」
「好みやろ?」
 納得がいかないって風のメグに適当な返事をしながら湯加減を確かめ、勢いよく水とお湯が湯船に入るのを確かめ、すぐに階下に降りた。そろそろ新聞が配達される頃だ。
 ポストを見たがまだ配達されていなかった。そう言えば、まだレジを閉めていなかったと、売り上げの確認をしているとメグが降りて来た。バスタオルを手にしてはいたが、スッポンポンの裸だ。(続く)

獅子座クウネル日記獅子座
 今日は雨になりました。明日も雨の予報です。そのせいで、雨が降っていなかった配達後は、散歩へ出たのですが、整骨院へ行く元気も無く引きこもりです。今日は、寝すぎすぎないようにと、目覚ましをかけて寝たので、配達後のひと眠りは1時間で済ませました。写真は曇っていたせいかあまり撮りませんでした。せっかく友人が新たにダウンロードしてくれたRAW現像ソフトですが、やる気が起きず放置です。へたにいじってまた駄目にしそうで・・(笑)時々居眠りしながらなんとか小説を書きたりテレビを見たりしたので、まぁ、元気です。
1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する