小説 秋物語り 17
女はしかし怖い。一時は慌てた京子だったが、すぐに頭を切り替えた。
「どうせばれてるのだったら、もっと浮気してやる。それは旦那が浮気した仕返しであり、慰謝料とは関係ないと主張する」
見事なまでの割り切りで、沖田を驚かせる。
「いったい何人と浮気してるんだよ。男って女性が思ってる以上にやきもちを焼くからね。刃傷沙汰なんて起こさないでよ」
「それは大丈夫。これまでの浮気相手は皆妻子持ちだもの。不倫がばれるのをびくついてるから、旦那から慰謝料取れないなら奥様に言いつけるわよと脅しちゃう」
「おいおい・・それは犯罪だよ」
「最悪そう言う手段もあるってこと・・でも・・マスター・・さすがねぇ・・マスターのあそこ・・馬のあそこ見たい・・・」
股間に手を伸ばす京子を慌てて抑える。
「止せよ。まだ探偵が見張ってるんだよ」
「でも・・燃えちゃってるの・・どうにかして・・」
「できるわけないだろ、こんな場所で」
「下だけ指で・・」
京子が沖田の手を掴み、自分の下半身へ持って行く。めくったスカートの下に下着を履いていない。太ももの間のなだらかな丘に小さな森があった。
「おい・・下着は?」
「だってロングスカートだもの・・いつもはいていないわよ。ねぇ・・触って・・」
掌で森を探る。京子の身体が一瞬硬くなり、すぐに弛緩する。この感触・・なぜか覚えている・・沖田は、自分が中村義之だった時代、経験したことだろうか?それとも動物のオスとして、太古の昔から遺伝子に組み込まれている感触だろうか?指で森をかき分けると、京子の口から吐息が漏れた。(続く)
クウネル日記
今日は洗濯掃除をし、小説を書く日と決めながらも、どこかへ撮影に行きたい気分も・・
でも我慢して小説を書いてると、駄目ですね、予想外の方向へ進んでしまいました。事務局長さんが、がっかりしそうです(汗)
あ、そうそう、明日は休刊日。新聞の配達がありません。でも、ちょっと寒くなったので日南迄車飛ばして朝焼けって、元気はありません。多分、だらだらとテレビ見て過ごすかな?昨日の朝散歩で見つけたコスモス、思った背景やぼかしが作れずでした。
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