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2018年01月02日08:57

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妄想小説 風舞 21

妄想小説 風舞 21
「今日来たのはね。マスターにお願いがあるの・・」
 俺の太ももに両手を突き、真由美が顔を近づける。
「怖いな・・泊めてなんて言うなよ。俺は自制心の無い男だからね。明日には子供が生まれるよ」
「アハハ・・マスターにそんな度胸があって?」
「度胸はあるけど子供の作り方・・実は知らないんだ」
「馬鹿・・」
 真由美が俺をつねって立ち上がる。喉が渇いたとカンターへ回り、お冷グラスに氷と水を注いで一口飲みながら俺を見つめる。真由美はスラリと足が伸びたモデル体型の24歳。地方銀行の窓口に勤務している。写真のモデルに何度も口説いているのだが絶対にうんと言わない。俺は20歳あまり年上だが、いつの間にかため口なって、気さくな友人の一人になった女だ。
 カンターの中は客席より低く作ってあるのだが、それでも俺は見上げる形になる。小顔で胸がツンとして、色気はあまり感じないから、まだ男性経験がそう多くは無いのだろう。
「頼みって何だよ。俺に出来ること?」
「うん・・マスターにしか頼めない・・実はね」
 お冷グラスの水を飲みながら真由美がカウンター席へ戻った。ヌードを撮って欲しいと言うことだった。
「ヌードはまずいだろう・・仕事が仕事だし・・」
「マスターだったら絶対外部に出さないでしょう?」
「それはそうだけど・・だって真由美ちゃん、モデルになってと頼んでも断っていたじゃない。ヌードで無く洋服を着たポートレートならいつでも撮りたいけど・・何でまた急にヌードなんだよ」
 真由美の説明によると、週一で通っているスイミングで、女性カメラマンと親しくなったらしい。結婚式場の専属カメラマンをしているプロのカメラマンとの事だった。彼女に俺からモデルを頼まれたことがあると話すと、着衣はともかく今のうちにヌードを撮って置かないと後悔すると脅されたらしい。24歳を期に、女性の身体はどんどん衰えて行く。今のボディラインは2度と戻らないと・・
「ヌードかぁ・・一度ヌードモデル撮影会に参加したことはあるけど・・経験ないんだよね。あの時は先生がポーズをつけて、夢中でシャッターを押しただけで・・どう撮ったらいいかわからないよ俺には・・知り合いにヌード撮影が好きなカメラマンがいるよ。元警察の鑑識をやってた人でね。死体写真ばかり撮っていた反動でヌード専門になったと言う面白い人・・カメラ雑誌のコンテストなどで、入賞する人だよ」
「だって、知らない人怖いじゃん」
「元警察官だよ」
「警察とか学校の先生とかが一番スケベだって、スナックしのぶのママが言ってたよ」
 言いながら真由美が席を立ち、ドアへ行って内鍵を閉めた。(続く)

獅子座クウネル日記獅子座
 新聞休刊日。日の出を撮りに日南市へ行きたいけど山越えは凍結が怖いですからね。春まで我慢で、三股町まで行って来ました。いつも撮っている川の上流です。川に中州があったり、電線も無く遠くの山や川に霧が出たら面白いかと、気になっていた場所です。
 でも、冬の朝はほんと大変です。早めに出るつもりでいたのですが、車のフロントガラスが凍っていて暖機運転をしてもなかなか解けない。いったんエンジンを切って部屋へ戻り、ジョロに水を入れてぶっかけてもしぶとく残る(笑)諦めたくなりました。今朝も雲ひとつない空で朝焼けの色は期待できないし・・
 朝陽がどこから昇るかをたしかめて置かないと次も無いからと、前が見えるのを待っていざ出発。メチャサム(笑)指先がかじかんで手袋が必要なことを知りました。おまけに太陽は予想よりずっと右で、山が高いせいかなかなか昇らず、登った時にはすでに白い(笑)ホワイトバランスをいじってなんとか赤っぽく映るようにして、赤みが出るように細工しながら待ちましたが天気が良過ぎるのも困ったものです(笑)あまり良い撮影場所あないと解っただけ(笑)うまく行かないものですね泣き顔
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