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2016年02月19日23:52

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夜に雨が・・&小説・謎の女 11 

 雨前からだ予報のため寝つきが悪く、10時前になんとか寝たのに、11時には頭痛のため目覚めました(笑)それから寝れないのでもうあきらめて(笑)早々日記をアップします。午前0時をすぎないとギャオのドラマが更新されないのです(笑)日記を書くのが時間稼ぎです(笑)
 あ、そうそう、昨日の夕方からはネットからジャズライブをカセットにダビング。車で聴くテープはたくさん出来て来たのですが最近車に乗ることが少ない。宮崎県美展でも観に行くかなぁ・・


わーい(嬉しい顔)
小説・限無幻夢 (謎の女 11)
 東に連れ込まれたのは料亭のようだった。料亭など来たことがなかったが、。映画やテレビで見た雰囲気でそう察した。8畳か10畳はありそうな広い和室に通された。ビールが出されたが俺は口にしなかった。飲もうと言う気が起きない。東に対する不信感だけが強まっていた。
「淳三叔父さん元気なの?身体の具合が悪くて京子姉さんが引き取ったって聞いたけど・・」
 それでも俺は東に訊ねる。淳三叔父さんは澄子姉さんと京子姉さんの父親だ。病気だとも聞いていた。
「元気だよ。しばらく入院していたけど・・元気になったよ」
「澄子姉さんは?今も京子姉さんと一緒?」
「あぁ、何処だったっけ?けっこう給料の良い会社に勤めている」
 俺の頭で警鐘が大きく鳴り響く。京子姉さんは堺市で結婚し、今は喫茶店をやっている。俺は一度堺まで行き、京子姉さんを訪ねた。その喫茶店を澄子姉さんも手伝っていた。25歳になるのでそろそろ結婚したいと言っていたのだ。俺が澄子姉さんのことを聞いたのはもう結婚したのかなと思ったからだ。
「あれ?澄子姉さんお店辞めた?彼氏が美容室の先生だから結婚したら専業主婦するって言ってたんだけど・・」
「あ、そうだった。そうそう、結婚したんだった・・」
「ほんとに?」
 問い返した俺に東の眼が泳いだ。嘘だと直感した。東は澄子姉さんを知らない。話しを合わせるために嘘をついたのだ。
「東叔父さん、嘘ついてない?本当に親戚?」
「・・・」
「何か魂胆があって嘘をついてるの?」
「ごめん・・お前の話しを聞いて友達になりたいと思って・・」
「誰に俺のことを聞いたの?どんなことを聞いたの?」
「・・・」
「信用できない男とは友達になれないよ。誰に、俺の、どんなことを聞いたの?」
「お前がやってるサークルに俺も入れてもらいたくて・・友達が欲しいんだよ」
「東叔父さん、俺達のサークルは工場のサークルだよ。工場以外の者は入れない。それに叔父さん40代でしょう?サークルは20代ばかりだよ。若い物の集まりだ。友達になろうたって無理だよ」
「・・・」
「それより俺のこと誰から聞いた?それをまず言えよ。なぜ言えないんだ。おかしいじゃないか?」
 東は困ったような顔をした。俺の追及を予想していなかったようだ。酒を飲ませ、女と遊ばせて俺に弱みをつけるのが目的だったのかも知れない。そんな気がした。(続く)

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