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2016年02月19日05:01

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今朝は元気&小説 謎の女 10

 今日は晴れ後雨の予報ですが異様に元気でした指でOK西の空に沈む前の月を見たせいかな?でも配達は乱暴で静かな発進、静かにポストでは無くがたんと音を立てた新聞の投げ込みにアクセルふかした急発進と急停止。速度もいつもより上げたので配達時間が15分ほど短縮されました。はた迷惑だったかも(笑)
 昨日の散歩で気づきましたが、桜が咲きだしているようですね。今夜から明日の朝にかけて雨のようなので、散歩写真を撮るなら今朝なのでしょうが、夜明けの7時頃に眠くなる昨今。撮影意欲をわかすことが出来るのか?(笑)昨日見た限り、先日来の寒さで傷んでいる花が多く、咲いてる場所も少なく、ちょっと意欲が湧きません。犬も歩けば棒に当たると言いますから、何か見つかるかも知れないのですが・・寒さと眠気に勝てるかなぁ・・

わーい(嬉しい顔)
小説・限無幻夢 (謎の女 10)
 政治に関心は無かった。国の政治や市の行政はお役人がする仕事であり、自分には縁が無い世界だ。俺にはわからない世界であり、楽しく毎日が過ごせれば俺にはそれでじゅうぶんなのだ。
 ある日、故郷が一緒だと言う40代の男が寮を訪ねて来た。東竜太郎と名乗り、おやじと遠縁にあたると言う。いとこ会を作って仲良くしようと、月に一度くらいは飲んでしゃべろうと誘われた。なんとなく警戒したのは、飲む場所が、寮やハイキング仲間と行く立ち飲み屋では無く、ホステスが4人ほどいて身体を密着させてくる飲み屋だったからだ。キャベツの葉をかじりながらコップ酒を飲むことしか知らない俺には場違いな飲み屋だった。
 ホステス達は若い俺をからかうのを楽しむかのように、わざと胸を押し付け、股間や太ももを触る。両脇をホステスに囲まれ、俺は逃げることも出来ない。ホステスを遠ざけようと手を動かすとその手を掴まれ、おっぱいへ持って行かれる。ホステスの手で俺の手が動かされおっぱいを揉まされる。顔を赤らめ、身を固くするしか無かった。挑発に乗るのは危ないと用心した。
 酒場で、東竜太郎の顔は寮を訪ねて来たような愛想良さが無かった。俺を観察し、タイミングを計っているような冷たい眼。その眼に気づいた時、俺はホステスたちを突き放し強引に立ち上がった。
「叔父さん、親戚のことや田舎のことを話したいと思ったけどこれじゃあ話しも出来ない。俺はこんな場所、好きでも無い。帰る」
 ホステスを払いのけ膝を乗り越えて店から飛び出た。親戚だろうと関係無い。無性に腹立たしかった。女と酒に溺れやすい男と思われることを恥じたのかも知れない。
「待てよ。俺が悪かった。お前も女は好きだろう?若いんだからやりたいだろう?今日は思い切りやらせて次から話しをしようと思ったんだよ」
 店から出るとすぐに追いついた東が言う。
「女は好きだけど、あんなのは好かん。それに俺は叔父さんのことを良く知らないんだよ。信用できる人かそうでないかも知らん。東って言えば澄子姉さんの関係だよね。澄子姉さんや淳三おじさんが大阪のどこに住んでるか知りたかったから付いて来たんだ」
「あぁ、澄子姉さんね。吹田にいるよ。このあいだ会ったよ。話してやるよ。別な店へ行こう。話しが出来る店があるんだ。奄美大島の人がやってる店でヤギ汁が美味しいんだ」
「今日はもういいよ。明日の朝早く琵琶湖へ行くことになってるから今日は帰る」
「1時間。いや30分でいいよ。もう1軒付き合えよ。このまま帰したんじゃ申し訳ない」
 押し問答したが東は強引だった。タクシーに無理やり押し込まれた。恐怖を感じる。警戒しながら付いて来たことがなぜか後悔した。(続く)

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