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2016年02月17日05:41

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昨日の失敗&小説謎の女 8

 昨日の日記は小説7をアップするつもりが一昨日と同じ6をコピー貼りつけたようですね。事務局長さんの指摘があるまで気づきませんでした。今日、昨日の日記の小説部分だけ、編集機能で7話に書き換えました。で、今日は正しく8話になりますので、面倒でも昨日の日記をまず読んでください(笑)
 画像ソフト、お試し版を友人がダウンロードしてくれ、使用可能になったのですが、写真の取り込みがどうしてもうまく出来ませんでした。ヘルプを読んでも理解できないクウネルですから(笑)いろいろ試して見るしかないふらふら
 何度もフリーズさせたりしながら、まとめて取り込むのではなく、メモリーカードの画像を編集機能で読み込み、コピーすればPCの意図するフォルダーに保存できることを発見指でOK1枚1枚見てコピーと言う手間暇をかけてパッと見良さそうな物を選びました(笑)今日から写真のアップが出来ます。ただ縦写真のサイズを小さくすると比率の関係か押しつぶされたおかしな写真に(笑)高さをヤマ勘で調整しましたが、ちゃんとなってるかどうかは不明(笑)今日もいろいろ試して見るつもりです手(チョキ)

手(チョキ)
小説・限無幻夢 (謎の女 8)
 身体の奥で燃え上がる情念に気づいた時、今朝のことを思いだした。新聞配達へ出ようとしたとき、理沙の部屋から誰かが出るのを見たのだ。俺に気づかれるのを恐れるように素早く闇に溶けた黒い影。一瞬だったから、あれが理沙であったかどうかはわからない。俺を振り返りもせずに姿を消したのだから、ひょっとしたら若い娘が引っ越して来たことを知った不審者かも知れない。
「そう言えば、今朝早く大野さんの部屋から誰かが出て行ったように見えたけど、彼氏でも来てた?」
 理沙に聞いて見た。何でも良い。話しをして気を逸らせることが必用だった。
「何のこと?」
「新聞配達に行く時・・今朝、俺が部家から出た時にね、誰かが大野さんの部屋から出たような気がして・・」
「何時ごろ?」
「朝、2時半かな?その時間に販売所へ行くんだ」
「2時半?夜中じゃない・・寝てるわよそんな時間・・」
「だよな。一瞬影を見ただけだから、気のせいだったかも知れない」
「新聞配達してるの?たいへんでしょう、毎日・・」
 理沙は眼を丸くした。驚いた風だが、芝居かも知れない。だから昼間に部屋にいたのかと言いたげな顔をしているが、実は最初から知っていて知らぬ顔を装っているように思えた。俺の直感が警鐘を鳴らせている。自分でもうまく説明できないのだが、不思議なことに、俺は妙に勘が働くことがある。何かの目的で近づいていることを察することがあるのだ。
 当たっているかどうかは知らない。ただそう感じることが時々あり、そう感じる人とは親しめない。目的が何であれ、利用されてはと言う警戒心が相手との距離を取り、ギクシャクすることになるのだ。
 どんな相手とも気さくにしゃべり、いつの間にか親しくなる俺だが、時々働くそんな直感のために、心から親しむ友は少ない。恋人が出来なかったのも多分そのせいだ。友として接していた女性が、目的を他に持っていると感じた瞬間、俺の心に警戒が生まれ、変に意識してしまう。その目的はひょっとしたら好意かも知れない。それまでの親しみとは別な感情が生まれたことに俺は戸惑う。その戸惑いが警戒心に変わり態度が急にぎごちなくなる。そのことに相手は愕き、相手もまた警戒心を抱くようになる。そうして俺は何人もの女性に好意を抱きながら失って来た。人として、男として異性を求める気持ちはありながら年金生活者になるまで独身のままに過ごして来た。
 両親、特に母親から何度も結婚しろと迫られるのが面倒で、実家や兄弟にめったに連絡を取らない。両親や兄弟が俺に何を求めているか?理解しながらも俺には出来ないことがわかっていた。
 隣の部屋へ越して来た大野理沙とも、終わってしまうのかも知れない。そんな予感がした。(続く)

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